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アリサ・ワイラースタイン

無伴奏チェロ・リサイタル

巨匠ダニエル・バレンボイムが見出した 次代を担う若手チェリストのホープ

アリサ・ワイラースタイン
アリサ・ワイラースタイン
©Decca/Harald Hoffmann

本公演は終了しました

2016年11月13日(日) 15:00開演

【全席指定】 会員3,600円 一般4,000円 *U-23(23歳以下)3,000円
中学生以上の方は公演当日に学生証または年齢が確認できるものをご持参ください。
託児サービス 500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
*未就学児は入場できません。*託児申込の受付は終了いたしました。
【出 演】 アリサ・ワイラースタイン
【曲 目】 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011

巨匠ダニエル・バレンボイムの秘蔵っ子として注目され、夭逝の天才チェリストで彼の妻であったジャクリーヌ・デュ・プレの再来とも称されるアリサ・ワイラースタイン。近年、欧米で目覚ましい活躍をしている若手チェリストによる、待望の三鷹初のリサイタルです。
アリサ・ワイラースタイン インタビューページ

ワイラースタインは1982年アメリカ生まれ。4歳からチェロを始め、13歳でクリーヴランド管弦楽団と共演し、本格的にデビューしました。2009年にはオバマ大統領夫人主催のホワイトハウス・クラシック音楽イベントの演奏者にも選ばれ、オバマ大統領と招待客の前で演奏もしています。特筆すべきは、バレンボイムの指揮でデュ・プレの歴史的名演で有名なエルガーのチェロ協奏曲をベルリン・フィル、ベルリン・シュターツカペレと共演したことです。この作品の演奏は大きな話題となり、彼女が更にブレイクするきっかけとなりました。バレンボイムにとって"特別な曲"を演奏するチェリストとしてワイラースタインを抜擢したことで、彼女への高い評価も窺われます。

今回のリサイタルで演奏されるのは、ヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲より第1番、第3番、第5番の3曲です。彼女が演奏する楽器は、「弾いた瞬間に涙が出た」と本人が語るドメニコ・モンタニャーナのチェロです。この楽器とともにどのような世界が描かれるのか、大いに期待されます。また、ワイラースタインは、ニューヨークのコロンビア大学をロシア史を専攻し卒業したという異色の経歴の持ち主でもあります。話題の若手実力派チェリストによる、スケールが大きく情熱的で、心のひだに迫る説得力のある演奏をどうぞお聴き逃しなく!

pickup『アリサ・ワイラースタイン』

父はアメリカのクリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリニスト、母はピアニストという音楽一家に生まれたアリサ・ワイラースタイン。彼女はクリーヴランド管弦楽団との協演で、13歳という若さで本格的なデビューを果たしました。ダニエル・バレンボイム、ロリン・マゼール、グスターボ・ドゥダメル、ズービン・メータ、ユーリ・テルミカーノフ、クリストフ・エッシェンバッハ、パブロ・エラス=カサド、アラン・ギルバート、パーヴォ・ヤルヴィ、ヤニック・ネゼ=セガンなど錚々たる指揮者、ベルリン・フィル、フィラデルフィア管、クリーヴランド管、パリ管ほか世界の名立たるオーケストラとの協演を重ねる、今話題の若手チェリスト(チェロ奏者)が、今秋、満を持して風のホールに初登場します。

©Jamie Jung
©Jamie Jung
彼女の名前がこの世にさらに知られるようになったのは、ピアニストで指揮者の巨匠バレンボイムとの協演がきっかけでした。ワイラースタインは2010年4月と5月に行われたバレンボイム指揮ベルリン・フィルの演奏会のソリストとして出演、この時演奏した作品がエルガーのチェロ協奏曲ホ短調であり、特に5月の公演はテレビ放送もされ、瞬く間に彼女の名前が音楽ファンに知れ渡ることとなったのです。エルガーのこの作品は、バレンボイムにとって、42歳の若さで亡くなった妻で天才チェリストの、ジャクリーヌ・デュ・プレの十八番とも言える特別な曲です。さらに、デュ・プレ亡き後に、彼が手兵シュターツカペレ・ベルリンと共にこの曲を初めて録音したのがワイラースタインとであったということは、彼女への高い評価の表れと言えます。

バレンボイムの秘蔵っ子として、また、名門デッカ・レーベルが創立以来初めて専属契約したチェリストとして、鮮烈なデビューを果たしたワイラースタイン。今回は無伴奏のプログラムをお聴きいただきます。作品に寄り添い、深い音で長いフレーズを情感たっぷりに演奏し、大胆かつ情熱的に弾きこむ姿、むせび泣くような、ひりひりとした感情を吐露するように今にも消えゆきそうな細く美しい音で奏でる彼女の演奏に、心が震え、思わず引き込まれてしまうことでしょう。 まさにチェロの音楽の醍醐味をストレートに伝えてくれる、「新世代の最もエキサイティングなチェリスト」(ニューヨーク・タイムズ紙)、アリサ・ワイラースタイン。彼女の堂々たる迫真の演奏と、風のホールの温かで豊かな響きが相まって生まれる特別なひとときをお楽しみください。

アリサ・ワイラースタイン ディスコグラフィー
(イギリスのレコード会社「デッカ」よりリリースされているもの)

エルガー&カーター:チェロ協奏曲集(2012年録音)
ダニエル・バレンボイム(指揮)、アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、シュターツカペレ・ベルリン(オーケストラ)
ワイラースタインの名門デッカへの移籍第一弾。巨匠バレンボイムと彼の手兵シュターツカペレ・ベルリンと録音したアルバムです。ドラマティックなエルガーと、カーター93歳の時の作品、ブルッフそれぞれの特色を多彩なニュアンスで見事に捉えた1枚です。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(2013年録音)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、
アンナ・ポロンスキー(ピアノ)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ)
不動の人気を誇るドヴォルザークのチェロ協奏曲をメインに据え、ドヴォルザークの歌曲からの編曲をカップリングしたアルバムです。ワイラースタインがチェロで奏でる心からの歌、思いが作品の世界とクロスし、胸を打ちます。

ソロ(2012年録音) ※無伴奏のアルバム
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
20世紀の作曲家、コダーイ、ゴリホフ、カサド、ブライトの無伴奏作品を集めたアルバムです。高度な演奏技術が求められるコダーイの作品を始め、チェロの魅力と特徴を最大限に生かした作品の数々と彼女の卓越したセンスが共鳴しています。

ラフマニノフ、ショパン:チェロ・ソナタ集(2014年録音)
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、イノン・バルナタン(ピアノ)
ワイラースタインならではの繊細かつ情感豊かなチェロが味わえる1枚です。豊かな歌心が広がります。

三鷹市芸術文化センター
風のホール

〒181-0012
東京都三鷹市上連雀6-12-14
0422-47-5122 (チケットカウンター)
0422-47-9100 (施設受付・事務局)
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