幼なじみの少女2人の成長の物語は、いつしか人類と宇宙の壮大なドラマへ。
撮影/青木司
ままごと プロフィール
劇作家・演出家である柴幸男の作品を上演する団体。2010年に『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴。様々な演劇表現を模索しながら全国各地にて精力的に活動している。
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[完売御礼]
本公演は終了しました
2015年 5月16日(土)〜6月14日(日) 全33公演
*上演時間90分【全席自由】 | 【会員】前売3,150円・当日3,420円 【一般】前売3,500円・当日3,800円 【学生】前売2,500円・当日2,800円 【高校生】1,000円 【小・中学生】 500円 |
* | 【未就学児】 5/29(金)、5/30(土)のみ入場可(無料) |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *5/23(土)14:00、6/3(水)14:00、6/6(土)14:00/19:30のみ *未就学児は入場できません。 |
【作・演出】 | 柴 幸男 |
【音 楽】 | 三浦康嗣(□□□) |
【振 付】 | 白神ももこ(モモンガ・コンプレックス) |
【CAST】 | 大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(キリンバズウカ)、 斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、寺田剛史(飛ぶ劇場)、 永井秀樹(青年団)、中島佳子、端田新菜(ままごと|青年団)、 山内健司(青年団) |
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【託】...託児あり ★未...未就学児(0歳〜)入場OKの回 【☆】...終演後にアフタートーク等の関連企画を実施いたします。 |
【アフタートーク & イベント】
5月19日(火) 19:30 《トーク》|平松正顕(天文学者)+柴幸男
5月20日(水) 19:30 《トーク》|篠原ともえ(タレント・アーティスト)+柴幸男
5月21日(木) 14:00 《トーク》|鈴木康広(アーティスト)+柴幸男
5月21日(木) 19:30 《トーク》|宇多丸(ラッパー・ラジオパーソナリティ)+柴幸男
5月22日(金) 19:30 《ミニライブ》|□□□ feat.OUR PLANET CREW
【上映作品=全2作品/いずれも三鷹市芸術文化センター星のホールで開催された公演です】
☆2011年に1ステージだけ行われた『わが星』と「□□□(クチロロ)」の楽曲が重なり合う
一夜限りのスペシャルライブ □□□ 05 http://mitaka.jpn.org/ticket/1104230/
★2014年にオーディションで選ばれた高校生と共に創作した
『わが星』のスピンオフ作品『わたしの星』 http://mitaka.jpn.org/ticket/1408210/
以上2作品を、三鷹市芸術文化センター星のホールで上映!
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ままごと『わが星』夜話 -星降夜- <□□□ 05『わが星』&ままごと『わたしの星』特別上映会>
2015年6月20日[土]・21日[日]
会場:三鷹市芸術文化センター 星のホール
【TIME TABLE】
6月20日[土]13:00☆ / 16:00★ / 19:00☆
6月21日[日]13:00★ / 16:00☆ / 19:00★
☆=□□□ 05『わが星』 ★=ままごと『わたしの星』
*受付開始は上映の60分前、開場は上映の30分前。
【料金】
一般|予約 1,500円 当日 1,800円
高校生以下|1,000円(予約・当日共)
企画の詳細、及び、チケットのお求めは、劇団WEB http://wagahoshi.com/post/120693746796
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星のホールの大きなスクリーンで、ぜひ、『わが星』関連作品を、お楽しみ下さい。
※本企画は、三鷹市芸術文化センターでのチケットの取扱いは、電話予約、WEB予約ともにございません。
ご予約は、上記劇団WEBのみとなっております。
【主催】ままごと(一般社団法人mamagoto)
【協力】公益財団法人 三鷹市芸術文化振興財団
【お問い合わせ】ままごと(一般社団法人mamagoto)
TEL: 090-2561-8730 MAIL: mamagoto.org@gmail.com
www.mamagoto.org / www.wagahoshi.com
2009年10月にMITAKA"Next"Selectionに参加した際に初演され、翌年、演劇界の芥川賞と呼ばれる第54回岸田戯曲賞を受賞した『わが星』。
幼なじみの仲の良い少女2人が、中学・高校・大学・そして社会人へと成長し、それぞれの道を見つけて大人になってゆく中で、少しずつ少しずつ離れていってしまう──。そんな心の軌跡を描いた小さな物語が、いつしか地球と月の、そして太陽系と人類の、壮大な消長のドラマへと広がっていく本作品は、演劇の可能性を最大限に感じることができる舞台として高い評価をいただき、2011年の再演時には、連日多くのお客様をお迎えしました。
まさに星のホールが生んだ傑作の舞台『わが星』。演劇がお好きな方はもちろん、普段演劇をあまりご覧にならない方にも、ぜひ、一度観ていただきたい舞台が、ここにあります。
【ままごと『わが星』 柴幸男+端田新菜+大柿友哉 インタビュー】
※J:COM武蔵野三鷹「MITAKA ARTS NEWS ON TV vol.145」で放映されたものです。YouTube で見る
Pickup ままごと『わが星』 CAST&STAFF コメント
2009年、2011年に続いて、3度目の上演を迎える、ままごと「わが星」。
その公演に向けて、CASTとSTAFFの皆さんから、コメントをいただきました。
柴 幸男さん(作・演出) 大柿友哉さん(男子役) 黒岩三佳さん(お母さん役) 斎藤淳子さん(月ちゃん役) 寺田剛史さん(先生役) 永井秀樹さん(お父さん役) 中島佳子さん(お姉ちゃん役) 端田新菜さん(わたし=ちーちゃん役) 山内健司さん(お婆ちゃん役) 宮永琢男さん(STAFF) 森元隆樹(STAFF)
★柴 幸男(劇団ままごと主宰)作・演出
2009年、『わが星』は三鷹市芸術文化センター 星のホールで生まれました。
2011年、震災の混乱がまだ続くなか『わが星』は全国へと旅に出ました。
そして2015年、『わが星』は三度目の上演を迎えます。
まるで夜空を巡る星のように、劇場へと帰ってきます。
あれから6年、私たちはどのように変わったでしょうか。
新しく生まれたもの、消えて無くなったもの、どちらも沢山あるでしょう。
この劇はその両方を描いた作品です。
この劇はそれを同時に描いた作品です。
この星と私たちは、今、それを同時に体験している存在です。
舞台はある少女の誕生日の夜、物語はちゃぶ台と宇宙を行き来して、
時報はたえず劇場を包み込み、台詞は劇と音楽の間を浮遊します。
人と星、家族と太陽系、団地と星座、私たちと私たちを取り巻くそのすべて。
そして、それを遠く、遥か遠くで見ている、一人の少年。
僕もまたあの星を眺められることを楽しみにしています。
今年はあらためて落ち着いて、天体観測をするようにあの星を眺められればと思います。
そして星は夏に島へと旅をするようです。
次に公転周期が巡るのはいつでしょうか。
もしよろしければぜひ一緒に、あの星を眺めにいらしてください。
劇場にてお待ちしています。
柴 幸男(劇団ままごと主宰)
1982年生まれ、愛知県出身。
「青年団」演出部所属、「急な坂スタジオ」レジデント・アーティスト。
日本大学藝術学部在学中に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2010年に『わが星」で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。
一人芝居をループさせて大家族を演じる『反復かつ連続』、全編歩き続ける芝居『あゆみ』、ラップによるミュージカル『わが星』、朝の一瞬を切り取った一人芝居『朝がある』など、新たな視点から普遍的な世界を描く。
近年は、レパートリー作品の全国ツアーや地方公共ホールとの共同創作、の新作児童劇の創作や国際芸術祭への参加など、東京以外の場所での活動も多い。
その一例として、2013年は「瀬戸内国際芸術祭」に参加し、小豆島(香川県)で滞在制作を敢行。島民や観光客を巻き込み、《その時、その場所で、その人たちとしかできない演劇》を生み出した。
また、アートスペースを併設したレストハウス(休憩所)である「象の鼻テラス」(横浜)では、パブリックスペースという特徴を生かし、流れる人と時間をそのまま劇中に取り込んだ作品創作「TheaterZOU-NO-HANA」を継続的に行っている。
2014年の主な活動として、4月に愛知・劇団うりんこ『妥協点P』(作・演出)、7月に青年座『あゆみ』(作・演出)を上演、7・9月に小豆島にて「アート小豆島・豊島2014 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト」に参加、10月に北海道・東神楽町立志比内小学校で全校児童10名と共に学芸会の創作・発表、11月・12月に「TheaterZOU-NO-HANA2014」を上演した。なお、現在「ままごと」HPにて、過去の戯曲を無料公開中。
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★大柿友哉(害獣芝居)男子役
撮影:青木司こんにちは。『わが星』で「男子」役をやらせて頂く大柿友哉です。2009年、2011年と出演させて頂き、それから4年ぶりの上演ですね。とても久しぶりで、勿論不安はありますが、でもまた「わが星」を出来ること、とても嬉しく思います。初演の時は右も左も分からず、もうただただガムシャラに乗り切った記憶があります。芝居、得意じゃないし、ましてや音楽に乗って踊ったりラップしたり、時報に急かされたり。一体この作品がどんなモノなのか客観的に考えることも出来ず、ですが初日のカーテンコールで、観にきて下さったお客様の拍手がとても温かく、それにホッとして泣いた記憶があります(笑)。
2011年の再演は、震災直後という時期もあり、観客の皆さんにとっても僕らにとっても、ちょっと印象深い公演になったのではないでしょうか。
あの公演で各地を回らせて頂き、色んな人と出会いました。どうしても思い出すのは、まさに被害にあった福島県?いわきでの公演。その時に出会った高校生達は、放射能問題もあり未来がどうなるか分からない中、とてもキラキラしてて、エネルギッシュで、でも「将来なんてない」と言葉にしていました。あれから4年、その時に知り合った子達はみんな高校を卒業し、今でも元気に学校や社会で活躍しています。僕も変わらず、芝居を続けさせてもらっています。
前回から4年ぶりという歳月がどんな変化をもたらすのか分かりませんが、『わが星』の素敵な部分は変わらず大切に、でも個人としてはしっかりと成長して、また皆さんと出会えれば良いなと思います。
頑張りますので、どうぞ楽しみにしていてください!
大柿友哉(害獣芝居)
1988年生まれ。群馬県出身。明治大学にて演劇学を学び、現在は客演を中心に都内で活動をしている。自転車を程よく愛し、「チビ」「ガキ」「ザコ」を売りに舞台に立つ。主な出演作は害獣芝居『火學お七』、木ノ下歌舞伎『黒塚』、音楽劇『ファンファーレ』など。
★黒岩三佳(キリンバズウカ)お母さん役
撮影:青木司2011年の「わが星」の再演から4年を経て「わが星」再再演です!4年といえば中学1年生が、高校2年生になってしまう年月です。ちーちゃんも、月ちゃんも、お姉ちゃんも、おばあちゃんも、お父さんも、お母さんも、男子も、先生も、4歳年をとったのかなぁ。私は年をとりました。4年の年月を経て、「わが星」にまた会えて、私はとてもとても嬉しいです。2015年の「わが星」に会いにきてください!
黒岩三佳(キリンバズウカ)
2005年から2012年まで劇団「あひるなんちゃら」に所属。2014年、劇団「キリンバズウカ」に所属すると共に、黒岩三佳solo-istにて朗読のソロ活動を開始(https://www.facebook.com/kuroiwamika.solo)。『踊る大捜査線 THE MOVIE3』『踊る大捜査線 THE FINAL』(本広克行監督)などの映像作品にも出演。
★斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)月ちゃん役
撮影:青木司初演時、稽古場での稽古が終わりいよいよ劇場へ行く時にタクシー移動したのですが、てんとう虫が便乗して星のホールまでついてきてくれました。井の頭公園の自然の中にいたのに申し訳無かったですが、なんだか励まされました。再演は震災の直後。家族のいる当たり前の日常を描きつつ、滅ぶという言葉がたくさん入った作品を演じていくのに怖さもありました。四年経って、今回の再々演。また新たにこの作品と出会いたいと思います。
斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)
1987年生まれ。神奈川県出身。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。2009年より「中野成樹+フランケンズ」に加入。『あゆみ』、『四色の色鉛筆があれば』など、大学在学中から柴作品に度々参加する。好きな動物は、シロイルカ。
★寺田剛史(飛ぶ劇場)先生役
撮影:チづる暗闇の中から現れた人達が、宇宙人に、見えました。
宇宙の中に浮遊している、そんな感覚にもなりました
普段、下からしか見えない宇宙を、横から見れて、好きでした。
客席も少しずつ回ってくれよと、アトラクションの、ようでした。
終演後、自然に口から「素敵」と言葉が、出てました。
まさか自分がその作品に、関わるなんて、思ってもみなく、正直ビビってます。
寺田剛史(飛ぶ劇場)
福岡県出身。1997年に「飛ぶ劇場」入団後ほとんどの作品に出演。主な出演作品に、『生態系カズクン』、北九州芸術劇場×飛ぶ劇場共同製作『IRON』。外部出演に、KAKUTA『ひとよ』、北九州劇術劇場プロデュース公演『彼の地』他。演劇ユニット「block」主宰。
★永井秀樹(青年団)お父さん役
撮影:青木司初演時はとにかく必死だったので、ほとんど憶えてません、嘘ですが。ある日、稽古場で真ん中に柴君が立ち、セリフの受け渡しをやっていたのですが、うまくいかずに「ハイ、もう1回」「ハイ、もう1回」が延々続き、気が付けば1時間以上、同じことを繰り返していた、なんてことがあったなぁ、と。あと舞台の円形が取れずに、稽古場のある井の頭公園のグランドで稽古しましたね。
再演時は落ち着いて、少し自分の中でも遊べる余裕があったのですが、やはり稽古時に、柴君が新しいことを試みだし、その意図はわかりつつも人間にはちょっと難しく、でも何とかやろうとして、結局できなかったのが、残念でした。この時も「ハイ、もう1回」が延々繰り返されて、1度だけ、キレました、こっそりと。
それと三鷹でマチネ公演のため、12時前ころに劇場入りした時に、当日券待ちのお客さんが、1階から2階に続く階段に列をなしている様子を見た時、一瞬「今日は何があるんだっけ?」と思ってしまいました。正直ちょっと怖かった。
あと今だから言えることなのですが。。。いわきのリーディング2ステで幕を閉じたのですが、その1回目でわが星史上最低のパフォーマンスをしてしまい、最終でわが星史上最高のパフォーマンスをしてしまったことが印象に残ってますね。
今回は新しいメンバーも入っているので、どう考えても、今までと違ったものにならなきゃ、ダメでしょう、という気持ちです。
永井秀樹(青年団)
青年団所属。舞台を中心に活動し、外部出演も多数。海外演出家との仕事も精力的にこなすなど、様々な分野での演劇にかかわる。映像での活動にも積極的で、『桐島、部活やめるってよ』(吉田大八監督)、『歓待』(深田晃司監督)など話題作に出演。
★中島佳子お姉ちゃん役
撮影:青木司2009年の初演の時は稽古場でずっとかかっていた時報に、目の下がぴくぴくするくらい追い詰められました。今となっては、なんであんなに追い詰められていたんだろう…と笑えます。2011年の再演では初演の時より落ち着いてできていましたが、一夜限りのクチロロ×わが星ライブが初演なみに緊張しました。緊張しすぎて、自分の出番まで座っている椅子から落ちそうになりました。時報に台詞を合わせていたところを歌やギターと合わせたり、全てが動いている中で自分も動いていて、これが“ライブ”なのか…!と不思議な感覚を味わいました。2011年は星のホールだけではなく、旅公演もあり、特に公演の最終地福島県のいわき総合高校で高校生たちとラップを作るワークショップをしたのが思い出深いです。高校生と触れ合うこともワークショップもあまり経験がなかったし、そもそも自分がラップを教えるなんてできるのかしら?と不安でしたが高校生たちが頼もしくて、みんなで工夫したり悩んだりしながら作って、ドキドキしながら発表して、最後はみんなのことがとても好きになりました。今回2015年すでにたくさんの思い出と思い入れのあるこの作品ですが、さらに良い作品になるように新たな気持ちで挑戦していきたいです。
中島佳子
1977年生まれ。宮城県出身。舞台芸術学院演劇部本科卒業。1997年より劇団「無期王」に所属。2007年の解散まで全ての作品に出演。劇団解散後、小劇場を中心に活動。主な出演作に、モダンスイマーズ『デンキ島松田リカ編』、サスペンデッズ『ライン』、habaneraプロデュース『ロゼット』
★端田新菜(ままごと|青年団)わたし=ちーちゃん役
撮影:青木司2009年、初めての通し稽古で劇中に全力疾走したら途中で体力が途絶えてしまい「ペース配分」と「体力作り」の大切さを学びました。2011年の再演時には、舞台上でたびたび眠りこけてしまって姉役の中島さんに起こしてもらっていました。2015年も、何が起こるかわかりませんが、一瞬一瞬を丁寧に柔らかく編んでいきたいです。観に来てくださる方が、リラックスして身を委ねられるような作品にしたいです。
端田新菜(ままごと|青年団)
1977年生まれ。京都市伏見区出身。1997年「青年団」入団、2011年「ままごと」加入。五反田団、チェルフィッチュ、ハイバイなどにも出演。2012年長男出産。最近は息子をおぶったり抱いたりしたまま、ままごとの『港の劇場』(小豆島)や『Theater ZOU-NO-HANA』(横浜)での活動に参加している。
★山内健司(青年団)お婆ちゃん役
撮影:青木司イントロの時報が響くと、もうそれで持っていかれる、そんな『わが星』の世界にまさか自分が参加するとは思ってもいませんでした。きっと今回も降りてくるであろう演劇の神様にたいして全身全霊でアンテナを張り巡らせる所存です。『わが星』以降、東京であまり公演をしなくなった「ままごと」は、ゆきずりの観客と出会っていくタフさを備え、一回りも二回りも独自の進化を遂げているようです。びんびんなあいつらと遊ぶのが楽しみで、もうね、ぷるぷるしてます。
山内健司(青年団)
1963年生まれ。大阪出身。1984年より劇団「青年団」に参加。「現代口語演劇」の創成に関わる。フランス、韓国との国際共同制作に多数参加。演劇を劇場の中だけのものとしない多彩な活動を展開。平成22年度文化庁文化交流使として全編仏語一人芝居をヨーロッパ各地の小学校で単身上演。
★宮永琢生(劇団ままごと制作)STAFF
『わが星』は、いつも私たちの目の前に大きな輝きを放ち続けてきました。
時にはその強い光で周りの星が見えなくなった事もありましたが、その光のおかげで新しい星が見つかったこともありました。
私たちはこれからどこに向かうのでしょう?
それは、再び輝き始めるこの星が知っているのかもしれません。
以下の文章は『わが星』初演時(2009年)に、わたしが自身のブログに書いたものです。
若気の至り感満載でお恥ずかしい限りですが、ある種の初期衝動のようなものが爆発していたように思います。
星の数ほどいる世界中のラッパーと、世界中のB-BOY、B-GIRLへ。
そしてこの星に住む世界中の人々へ。
これが僕らの『演劇』から『ヒップホップ』への、そして『ラップ』へのアンサーです。間違いなくクラシック。
見てほしい。聴いてほしい。泣いてほしい。喜んでほしい。楽しんでほしい。踊ってほしい。歌ってほしい。愛してほしい。
もんすげー傲慢だけど、もんすげー我儘だけど、どれか一つだけでもこの作品があなたのどこかに引っ掛かってほしい。心からそう思います。
あれから6年の月日が経ちました。私たちはどのように変わったのでしょうか。
ただひとつ言えることは、この時の想いは変わらずに私の中にあるということです。
2015年、4年振りに輝くこの星の光をみなさんと一緒に見届けられたらと思います。この星を通じて再び皆さんと出会えることを楽しみにしています。
宮永琢生(劇団ままごと制作)
1981年東京都生まれ。劇団「ままごと」プロデューサー。企画制作ユニット「ZuQnZ(ズキュンズ)」主宰。劇団「青年団」の制作に携わり、2009年に劇作家・演出家の柴幸男と共に劇団「ままごと」を起ち上げる。近年は、劇場公演のプロデュースと共に劇場空間外での作品創作を積極的に行っている。
★森元隆樹(三鷹市芸術文化振興財団演劇企画員)STAFF
初演時の、初日の前日、通し稽古を拝見した時に「この作品には力がある」と確信しました。シンプルだけど力強い舞台を支えるスタッフと、魅力的な役者の演技、そして何よりも柴さんの脚本が素晴らしかった。それ故、千穐楽の4日後には再演をお願いしました。やがて公演の準備を進めていたら岸田戯曲賞受賞の知らせが。まさに、星のホールを代表する作品「わが星」。すべての世代の方に観ていただきたい舞台が、ここにあります。