CINEMA SPECIAL
続 小説を、観る。 〜文豪作品が原作の映画特集〜
樋口一葉『たけくらべ』『にごりえ』
日本文学が誇る文豪。川端康成、谷崎潤一郎、夏目漱石、泉鏡花、森鷗外。
その名著を原作として、時に忠実に、時に大胆に手を加え、
いずれ劣らぬ監督が作り上げた、文芸映画を集めてみました。
かつて夢中で読んだ名作がスクリーンの中で鮮やかに蘇り、
今も忘れ得ぬ名文が、あなたの胸に新しい息吹を吹き込む。
その、薫り高き名画の数々を、ぜひ、お楽しみください。
作家写真提供:
公益財団法人 日本近代文学館
特別協力:
東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:
松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、
日活株式会社、株式会社KADOKAWA、
有限会社独立プロ名画保存会、
株式会社ひばりプロダクション、
公益財団法人 日本近代文学館
[完売御礼]
本公演は終了しました
樋口一葉『たけくらべ』『にごりえ』
2016年 9月17日(土) 昼の部11:00〜 / 夜の部16:00〜
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立て / 昼夜入替制 *未就学児は入場できません。 |
【上映時間】 | 『たけくらべ』 昼の部11:00〜12:35 夜の部16:00〜17:35 『にごりえ』 昼の部13:10〜15:20 夜の部18:10〜20:20 |
【お客様へ】 | 上映に際しましては、試写を行うなど最善を尽くしておりますが、 製作年数が古いため、フィルムの状態(映像・音声)が悪い場合がございます。 ご了承のうえ、ご覧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
樋口一葉 1872年5月2日(明治5年3月25日)東京生まれ。苦しい生活の中、短期間に次々と作品を発表。特に、代表作である『大つごもり』(1894年12月)から『裏紫』(1896年2月)までは「奇跡の14ヶ月」と呼ばれる。肺結核により1896年11月23日永眠。享年24歳。
原作が名画を生み、名画が原作を輝かす。
日本の文豪作品を原作として、時に忠実に、時に大胆に手を加え、
いずれ劣らぬ監督たちが作り上げた、文芸映画の名作の数々。
それらの作品を集めて、昨年上映いたしました「小説を、観る」は、
毎回、たくさんのお客様に、ご来場いただくことができました。
本年、その第二弾として選びました作家は、
芥川龍之介、志賀直哉、樋口一葉、大佛次郎、山本有三。
かつて夢中で読んだあの名作が、スクリーンの中で鮮やかに蘇り、
今も忘れ得ぬあの名文が、時を超えて新しい息吹を吹き込む。
その、薫り高き名画の数々を、ぜひ、お楽しみください。
『たけくらべ』(1955年/95分/白黒/35mm/*英語字幕有り)*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

写真提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
本作品は英語字幕のあるフィルムでの上映となります。
【監 督】 | 五所平之助 |
【原 作】 | 樋口一葉『たけくらべ』 |
【出 演】 | 美空ひばり、岸 惠子、山田五十鈴、 市川染五郎(後の松本幸四郎)、北原 隆 |
明治中期の
『にごりえ』(1953年/130分/白黒/35mm/独立プロ)

©有限会社独立プロ名画保存会
【監 督】 | 今井 正 |
【原 作】 | 樋口一葉『十三夜』『大つごもり』『にごりえ』 |
【出 演】 | 丹阿弥谷津子、久我美子、淡島千景、 杉村春子、田村秋子、宮口精二 |
タイトルは『にごりえ』だが、樋口一葉の三作品が連作で収められたオムニバス映画となっている。丹阿弥谷津子、久我美子、淡島千景が各作品の主役を演じ、日々の苦しい生活の中で懸命に生きた女たちの生き様を、時にしっとりと、時にテンポよく映し出し、キネマ旬報ベスト・テン第1位に輝いた名作である。
【特別協力】 | 東京国立近代美術館フィルムセンター |
【協 力】 | 松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、日活株式会社、株式会社KADOKAWA、 有限会社独立プロ名画保存会、株式会社ひばりプロダクション、公益財団法人 日本近代文学館 |