CINEMA SPECIAL
続 小説を、観る。 〜文豪作品が原作の映画特集〜
志賀直哉『暗夜行路』『正義派』
作家写真提供:
公益財団法人 日本近代文学館
特別協力:
東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:
松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、
日活株式会社、株式会社KADOKAWA、
有限会社独立プロ名画保存会、
株式会社ひばりプロダクション、
公益財団法人 日本近代文学館
[昼の部完売]
本公演は終了しました
志賀直哉『暗夜行路』『正義派』
2016年 8月6日(土) 昼の部11:00〜 / 夜の部16:00〜
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立て / 昼夜入替制 *未就学児は入場できません。 |
【上映時間】 | 『暗夜行路』 昼の部11:00〜13:21 夜の部16:00〜18:21 『正義派』 昼の部13:50〜15:21 夜の部18:50〜20:21 |
【お客様へ】 | 上映に際しましては、試写を行うなど最善を尽くしておりますが、 製作年数が古いため、フィルムの状態(映像・音声)が悪い場合がございます。 ご了承のうえ、ご覧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
志賀直哉
1883年(明治16年)2月20日、宮城生まれ。東京大学中退後、1910年に雑誌『白樺』を創刊。白樺派を代表する作家として活躍し、後に「小説の神様」と呼ばれる。代表作は、『和解』『城の崎にて』など。1949年、文化勲章受章。1971年10月21日永眠。享年88歳。
原作が名画を生み、名画が原作を輝かす。
日本の文豪作品を原作として、時に忠実に、時に大胆に手を加え、
いずれ劣らぬ監督たちが作り上げた、文芸映画の名作の数々。
それらの作品を集めて、昨年上映いたしました「小説を、観る」は、
毎回、たくさんのお客様に、ご来場いただくことができました。
本年、その第二弾として選びました作家は、
芥川龍之介、志賀直哉、樋口一葉、大佛次郎、山本有三。
かつて夢中で読んだあの名作が、スクリーンの中で鮮やかに蘇り、
今も忘れ得ぬあの名文が、時を超えて新しい息吹を吹き込む。
その、薫り高き名画の数々を、ぜひ、お楽しみください。
『暗夜行路』(1959年/141分/白黒/35mm/東宝)*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©1959 東宝株式会社
【監 督】 | 豊田四郎 |
【原 作】 | 志賀直哉『暗夜行路』 |
【出 演】 | 池部 良、淡島千景、山本富士子、 仲代達矢、千秋 実、杉村春子 |
幼い頃から両親の元を離れ、祖父の家で育った謙作(池部)は、祖父の死後、その妾であったお栄(淡島)と暮らすうちに、いつしか彼女への気持ちが募り、結婚すら口にするが、父を始め親類中の反対にあう。やがて、その想いを振り切り、旅先で見初めた直子(山本)と幸せな結婚をしたはずの謙作だったが……。
『正義派』(1957年/91分/白黒/35mm/松竹)*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©1957 松竹株式会社
【監 督】 | 渋谷 実 |
【原 作】 | 志賀直哉『正義派』『清兵衛と瓢箪』 |
【出 演】 | 佐田啓二、三好栄子、久我美子、 野添ひとみ、伊藤雄之助 |
整備士の清太郎が乗っていたバスが、運転手の不注意で子供を撥ねてしまう。「同僚に有利な証言をしろ」と上司に強要された清太郎だったが……。一見重たそうなテーマながら、下町の人情をベースに、テンポの良い会話が続く。特に「ケチなのに世話好き」な清太郎の母親を演じる三好栄子が、出色の面白さである。
【特別協力】 | 東京国立近代美術館フィルムセンター |
【協 力】 | 松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、日活株式会社、株式会社KADOKAWA、 有限会社独立プロ名画保存会、株式会社ひばりプロダクション、公益財団法人 日本近代文学館 |