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トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア 第73回定期演奏会

──新たな時代を築く、第一歩 オール・ブラームス・プログラム

沼尻竜典+小林美樹+ヘーデンボルク・直樹

トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア

本公演は終了しました

2016年 7月30日(土) 15:00開演

【全席指定】 会員5,400円 一般6,000円 *U-23(23歳以下)3,000円
●三鷹市内在住または在学の小学生から高校生2,000円*
*会員・一般券ご購入者と同伴の場合のみ適用。電話予約のみ。
中学生以上の方は公演当日に学生証または年齢が確認できるものをご持参ください。
託児サービス 500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
*未就学児は入場できません。
【出 演】 トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア(管弦楽)
沼尻竜典(音楽監督・指揮)
小林美樹(ヴァイオリン独奏)
ヘーデンボルク・直樹(チェロ独奏)
【曲 目】 ブラームス:悲劇的序曲op.81
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調op.102
ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73

第73回目の定期演奏会は、19世紀のドイツ・ロマン派を代表する作曲家、ブラームスの作品に焦点を当てます。「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」は、弦楽器ならではの重音の美しさが際立つ作品です。ソリストは、第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位を受賞し、一躍注目を集める新進気鋭のヴァイオリニスト小林美樹と、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとして国内外で活躍する新世代チェリスト、ヘーデンボルク・直樹でお贈りします。交響曲第2番は、全体を通じて生き生きとして明るい曲想と牧歌的な旋律などからブラームスの「田園交響曲」と呼ばれることもあります。

風のホールの歴史に新たな1ページを刻むトウキョウ・ミタカ・フィルハーモニアにどうぞご期待ください。

トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズからトウキョウ・ミタカ・フィルハーモニアへ

 トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズの設立21年目に踏み出すにあたり、お客様から長らく親しんでいただいた名称を変更することにいたしました。
 新名称は「トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア」。活動拠点である「三鷹」と国際都市「東京」の名前を入れ、室内楽からオペラまで、多様なレパートリーに対応できるこの演奏家集団を、世界に発信することを目指します。
 また、これを機会に、改めて三鷹市芸術文化センターのレジデントオーケストラとして、定期公演、みたかジュニア・オーケストラとのコラボレーション、そしてアウトリーチ活動も行ってまいりたいと考えております。
 トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズは楽団名に特定の作曲家の名前を入れていたことから、レパートリーが限定されていると誤解されたり、「プレーヤーズ」という名称から、数名のアンサンブル団体という印象を持たれることも少なくありませんでした。これからは、そのような心配も無くなることでしょう。
 トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニアの今後の活動に、どうぞご期待ください。

トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア音楽監督 沼尻竜典
◎リハーサル見学会
*定員に達したため受付は終了しました

本公演の前日に行われるリハーサルの一部をご覧いただく見学会を開催します。

【日 時】 7月29日(金) 14:00〜15:00
【定 員】 60名
【要予約】 Tel: 0422-47-5122
【受付開始】 会員4月12日(火) 一般4月19日(火)
【参加方法】 本公演のチケット持参の方は無料。見学会のみご希望の場合は、当日500円をいただきます。
インタビュー『トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア』

トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズの設立21年目を機に、新しい名称に変わった「トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア」。
第73回定期演奏会は、豪華なソリストを迎えてのオール・ブラームス・プログラムの公演となります。音楽監督の沼尻竜典さんと今回ご出演いただくソリストお二人からコメントをいただきました。

沼尻竜典インタビュー
今回はオール・ブラームス・プログラムですが、ブラームスの作品の魅力や聴き所について教えていただけますか?

レンガを積み上げたようなガッチリとした造りの音楽。泣けるメロディーも随所にあって、日本人にはとてもわかりやすい作曲家です。自分はいま、ブラームスが住んでいたのと同じ北ドイツで暮らしているので、あのどんよりした空の色や、冬の寒さを思うと、すごく共感する部分があります。

ソリストの小林美樹さんとは2013年のびわ湖ホールジルベルターコンサート(ヴィヴァルディの「四季」を大阪交響楽団と共演)や、今年2月の都民芸術フェスティバルの際(東京交響楽団での演奏会でブルッフの協奏曲を共演)などでの共演経験がおありですが、その時の印象を教えていただけますか?

何にも縛られない自由さがあるのがいいですね。舞台オーラもガンガン出ています。これは学んで身に付く物ではありません。持って生まれたものですね。

お客様へのメッセージをお願いします。

トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニアとなって初めての定期公演です。たくさんの皆様のご来場をお待ちしています。

小林美樹インタビュー
楽器を始めたきっかけを教えてください。

姉がピアノをやっていたのですが、両親が漠然と他の楽器を、と思っていたところ、入園した幼稚園でヴァイオリン教室を始めたので、自然に始めたという感じです。

2010年よりウィーンに留学されていますが、ウィーンでの留学を通して学んだことは、どんなことですか?

とにかく個人個人が音楽家としての誇りを持ち、自発的に良い音楽を作ろうという気持ちの大きさに感動しました。表現の幅の広さは個人の内面が大事なのだとも切に感じました。

沼尻さんとは過去にも共演の経験がありますが、ど のような印象を持たれていますか?

毎回大変フランクに話しかけてくださり、1度弾くと全てを理解してしっかりと枠組みを作ってくださるので、その中で自由に演奏させていただいています。印象…(冗談ですが)よくシェパード犬に似ているなどと感じています。つまり、大きくて信頼申し上げているという意味なんですが…(笑)。

最後にメッセージをお願いします。

今回お声掛けいただき、大変光栄です。この素晴らしいメンバーと音楽をともに作る私の喜びが聴衆の皆様にも伝わりますよう、願っております。

ヘーデンボルク・直樹インタビュー
チェリストになろうと決めたきっかけを教えてください。

父がヴァイオリン奏者であり、兄が既にヴァイオリンを始めていたため、3人もヴァイオリン弾きはいらないということで、母が好きだったチェロを5歳から始めることになりました。13歳になった頃、学校の友達から手に入れたAC/DCのロックを聴いていたら、父に「そんな音楽を聴いているなら、チェロの練習なんか止めてもいい」と言われ、チェロの無い人生をイメージしてみました。そしたらなんとなく悲しくなってきて、自分はチェロを続けるべき、と心に決めることに。それ以来、その気持ちが揺らいだことは無いです。

ウィーン・フィルのメンバーとして活動する中で、ご自身が感じることはありますか?

チェロという楽器は全くの独奏の機会は稀で、ほとんどは共演者がいます。また、それぞれの編成は基本的な存在のあり方が違う気がします。例えば、ソロは孤独な世界として妥協の余地のないものだとすると、室内楽は常にお互いを気遣い合いながら密に音楽を共感していくものかと思います。それに対して、オーケストラの世界はもう少しスケールの大きい共存、人間の社会をそのまま表しているように思えます。

三鷹のお客様にメッセージをお願いします。

ブラームスは晩年にドヴォルザークのチェロ協奏曲を聞いた時に深く感銘を受け、チェロと管弦楽団のための協奏曲を書けば良かったと後悔したと記されています。その数年前にブラームスが最後の管弦楽曲として書いたのが「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」です。交響曲「第5番」とも言われるこの曲は、旧友J.ヨアヒムとの仲直りの曲としても有名です。ソリスト二人と、重厚な管弦楽との絡み合いをたっぷりお楽しみください。

三鷹市芸術文化センター
風のホール

〒181-0012
東京都三鷹市上連雀6-12-14
0422-47-5122 (チケットカウンター)
0422-47-9100 (施設受付・事務局)
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