沸きあがる情熱とみずみずしい感性が際立つ、バッハ「シャコンヌ」、パガニーニ「悪魔の笑い」
前橋汀子 ©篠山紀信
本公演は終了しました
2016年 3月6日(日) 15:00開演
【全席指定】 | 会員3,600円 一般4,000円 *U-23(23歳以下)2,500円 |
* | 中学生以上の方は公演当日に学生証または年齢が確認できるものをご持参ください。 |
500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
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【出 演】 | 前橋汀子 |
【曲 目】 | J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 パガニーニ:24の奇想曲より 第16番ト短調 第13番変ロ長調「悪魔の笑い」 第17番変ホ長調 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 |
日本を代表するヴァイオリニスト前橋汀子は、ロシアの巨匠、オイストラフの演奏を聴いたことがきっかけでヴァイオリニストになることを決意しました。17歳でサンクトペテルブルク音楽院に日本から初めての留学生として学び、その後アメリカ、スイスなどで研鑽を積みました。これまでにベルリン・フィルをはじめとする世界に名立たるオーケストラやアーティストと共演し、2012年には演奏活動50周年を迎えました。日本においてもソロをはじめ、オーケストラや室内楽での共演はもちろんのこと、現在は、親しみやすい作品を集めたプログラムが好評のコンサート・シリーズを自らプロデュースするなど、活動は多岐にわたります。
風のホールにおいては、1997年にJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲を2日間にわたってお届けし、2011年に開催されたトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ第58回定期演奏会においては、ソリストとしてモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第3番」で共演し、大変好評を得ました。
今回の公演では、J.S.バッハとパガニーニの無伴奏作品に焦点を当てます。自ら「ライフワーク」と述べ、何度も演奏を重ねてきた「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の中から第3番、また作曲家自らがヴァイオリニストで“悪魔に魂を売った”とも噂された程のヴィルトゥオーゾであったパガニーニの代表曲「24の奇想曲」より3曲をお届けし、最後に壮大なシャコンヌが組み込まれたJ.S.バッハのパルティータ第2番で締め括るという、まさに渾身のプログラムです。
時を超え、円熟味を増したバッハと、圧倒的なテクニックで魅了するパガニーニ。今もなお輝き続ける前橋のヴァイオリンの音色が風のホールを包み込みます。どうぞご期待ください。