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東西狂言の会

東西狂言の会

[完売御礼]
本公演は終了しました

2015年 4月11日(土) 14:00開演

【全席指定】 会員3,600円 一般4,000円 高校生以下2,000円
託児サービス 500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
*未就学児は入場できません。
【演 目】  
「東西狂言の会」の座席表は、ここをクリック!
※座席表の白抜きの席をクリックすると、その席からの舞台の見え方が確認できます。

関東の野村家、関西の茂山家の共演で、
その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
今年は、野村萬斎師による上演前の解説もございます。
春の一日、狂言の醍醐味を、心ゆくまでご堪能ください。

花折(はなおり)

新発意(仏門に入って間もない者)が、住持から留守番と庭の満開の桜の番を言いつけられる。早速花見の客がやってくるが、新発意が中に入れないので仕方なく垣根の外で酒宴を始める。酒が気になる新発意が一人を庭に入れると、皆ついて入ってきてしまい、結局新発意も加わっての花見となる。次々と謡い舞ううち、すっかり気分の良くなった新発意は・・・。

新発意と大勢の花見客とが謡い舞う姿は賑々しく、桜の作り物も華やかな演目です。ともに酒宴を楽しむような気分でお楽しみください。

簸屑(ひくず)

宇治の里に住むある家の主人が、今年は先祖の遠忌(重い節目の年忌)に当たるので、宇治橋供養の参詣の人々に接待茶をふるまおうと思い、太郎冠者に簸屑(屑茶)を挽くよう命じて外出する。いやいや茶を挽く太郎冠者だが、やがて眠くなり、居眠りを始めてしまう。使いから帰ってきた次郎冠者が目を覚まさせようとするが、全く起きない。怒った次郎冠者は太郎冠者に鬼の面を被せておく。そこへ主人が帰ってきて…。

居眠りをしたりうろたえたりと、表情豊かな太郎冠者の演技がみどころです。

金藤左衛門(きんとうざえもん)

金藤左衛門という山賊が、最近稼ぎが悪いので、今日こそ何とか獲物を得たいと谷間に隠れていると、女が通りかかる。金藤左衛門は長刀を振り上げて女を脅し、持ち物を奪い取って獲物を物色するが、隙をつかれて女に長刀を奪われてしまう。長刀を向けられた金藤左衛門は手も足も出なくなり…。

和泉流では「痩松」、大蔵流では「金藤左衛門」という曲名で上演されています。金藤左衛門と女の掛け合いをお楽しみ下さい。

【演者プロフィール】

野村万作野村万作 
一九三一年生。重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)。祖父故初世野村萬斎及び父故六世万蔵に師事。三歳で初舞台。芸術祭大賞、紀伊国屋演劇賞、日本芸術院賞、紫綬褒章、坪内逍遙大賞など多くの受賞歴を持つ。国内外で狂言普及に貢献し、ワシントン大学やハワイ大学などで客員教授を務める。

野村萬斎野村萬斎
一九六六年生。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定者。三歳で初舞台。「狂言ござる乃座」主宰。国の内外での狂言公演に参加する一方、現代劇や映画に主演するなど幅広く活躍。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞等を受賞。世田谷パブリックシアター芸術監督。

茂山千五郎茂山千五郎
一九四五年生。故・四世茂山千作の長男。父及び祖父・故三世千作に師事。重要無形文化財総合指定者。四歳の時、狂言「以呂波」で初舞台。狂言界の活性化をめざし「花形狂言会」を発足。古典狂言の他、数々の新作狂言にも取り組む。ダイナミックでユーモラス、且つ繊細という深みのある芸には定評があり、茂山家の主軸として年間600回にものぼる舞台をふんでいる。

茂山正邦茂山正邦
一九七四年生。茂山千五郎の長男。父及び祖父・故四世千作に師事。四歳の時、狂言「以呂波」で初舞台。その後、「釣狐」「花子」「狸腹鼓」を披く。「心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=TOPPA!」また若手能楽師による能楽グループ『心味の会』を主催し、狂言のみならず能のファン開拓にも力を注ぐ。二〇〇六年より宗彦、茂、逸平、童司と共に「HANAGATA」 を再開。精力的に活動している。

三鷹市公会堂

〒181-8555
東京都三鷹市野崎1-1-1
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