日本映画の黄金時代を彩り、惜しまれつつも、
ここ数年のうちに亡くなられた名優たちを偲ぶ、数々の作品を集めてみました。
その凜とした美しさに、その力強き演技力に、
息を呑みスクリーンを見つめ、心ひそかに憧れた日々。
今なお、色褪せることのないその魅力のすべてを、ぜひ、目に焼きつけてください。
[昼の部完売]
本公演は終了しました
高峰秀子『六條ゆきやま紬』『妻として女として』
2014年12月20日(土) 昼の部11:00〜 / 夜の部16:00〜
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制 *未就学児は入場できません。 *1本目と2本目の間に約30分間の休憩あり |
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【上映時間】 | 『六條ゆきやま紬』 昼の部 11:00-12:46 夜の部 16:00-17:46 『妻として女として』 昼の部 13:20-15:06 夜の部 18:20-20:06 |
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【お客様へ】 | 上映に際しましては、試写を行うなど最善を尽くしておりますが、製作年数が古いため、フィルムの状態(映像・音声・等)が悪い場合がございます。ご了承のうえ、ご覧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
デコちゃんと呼ばれ愛された天才子役は、やがて日本を代表する大女優に。
生涯をともにした夫・松山善三監督作品と、数々の名作を生み出し続けた
成瀬巳喜男監督作品で偲ぶ高峰秀子。その姿を、ぜひ、スクリーンで。
高峰秀子
1924年北海道生まれ。29年野村芳亭監督『母』にて子役でデビュー。以来、数多くの作品に出演し名作を生んだ。女優引退後は、エッセイストなどとしても活躍。夫は映画監督の松山善三。2010年12月28日永眠。享年86歳。
『六條ゆきやま紬』(1965年/106分/白黒/東宝)

©東宝株式会社
【監督・脚本】 | 松山善三 |
【撮 影】 | 岡崎宏三 |
【出 演】 | 高峰秀子、毛利菊枝、フランキー堺 ほか |
紬作りの老舗で、由緒正しき六條家の若旦那に見初められて嫁いだ“いね”(高峰秀子)。しかし夫に早く先立たれてしまい、やがて姑や親族から事あるごとに嫌がらせを受け始め……。時に涙を流しながらも、気高く生き抜く女の生き様を、高峰が迫真の演技でみせる。
『妻として女として』(1961年/106分/カラー/東宝)

©東宝株式会社
【監 督】 | 成瀬巳喜男 |
【脚 本】 | 井手俊郎、松山善三 |
【出 演】 | 高峰秀子、淡島千景、森 雅之 ほか |
一見幸せそうな河野家。だが、夫には長年の愛人がいた。けれど妻はそれをすべて承知していて、あたかも正妻と愛人が互いを認め合っているかに思えたが……。日陰に差し込む陽を探すかの如く、心の拠り所を求めて惑う愛人の心の動きを、高峰が丁寧に演じていく。
【特別協力】 |
東京国立近代美術館フィルムセンター |
【協 力】 | 東宝株式会社、松竹株式会社、株式会社KADOKAWA、東映株式会社、株式会社近代映画協会、 有限会社独立プロ名画保存会、国際放映株式会社 |
写真: | ©東宝株式会社、松竹株式会社、株式会社KADOKAWA、東映株式会社、株式会社近代映画協会、 有限会社独立プロ名画保存会、国際放映株式会社 |