日本映画の黄金時代を彩り、惜しまれつつも、
ここ数年のうちに亡くなられた名優たちを偲ぶ、数々の作品を集めてみました。
その凜とした美しさに、その力強き演技力に、
息を呑みスクリーンを見つめ、心ひそかに憧れた日々。
今なお、色褪せることのないその魅力のすべてを、ぜひ、目に焼きつけてください。
本公演は終了しました
淡島千景『日本橋』『黄色いからす』
2014年11月29日(土) 昼の部11:00〜 / 夜の部16:00〜
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制 *未就学児は入場できません。 *1本目と2本目の間に約 30 分間の休憩あり |
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【上映時間】 | 『日本橋』 昼の部 11:00-12:51 夜の部 16:00-17:51 『黄色いからす』 昼の部 13:25-15:08 夜の部 18:25-20:08 |
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【お客様へ】 | 上映に際しましては、試写を行うなど最善を尽くしておりますが、製作年数が古いため、フィルムの状態(映像・音声・等)が悪い場合がございます。ご了承のうえ、ご覧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
大人の色香を醸し出しつつも、どこか可愛らしさを漂わせる独特の魅力。
隙がありそうで無さそうな、しっかりしていそうで流されやすそうな、
そんな人間味溢れる愛すべき女性を演じたら、彼女の右に出る者無し!
淡島千景
1924年大阪府生まれ。41年から宝塚歌劇団に所属し、娘役トップスターとして活躍。50年、渋谷実監督『てんやわんや』で映画デビュー。映画のみならず、テレビや舞台でも活躍。2012年2月16日永眠。享年87歳。
『日本橋』(1956年/111分/カラー/角川書店)

©1956KADOKAWA
【監 督】 | 市川 崑 |
【原 作】 | 泉 鏡花 |
【脚 本】 | 和田夏十 |
【出 演】 | 淡島千景、山本富士子、若尾文子、品川隆二、柳永二郎、船越英二 |
日本橋元大工町に、芸者お孝が引っ越してきた。界隈一の美人芸者清葉と張合い、浮き沈みの激しい稼業を、気丈に生き延びてきたお孝だったが……。お孝演じる淡島千景と、清葉演じる山本富士子の、互いに一歩も譲らぬ女の筋の通し合いに、息を呑む傑作である。
『黄色いからす』(1957年/103分/カラー/松竹)

©1957松竹株式会社
【監 督】 | 五所平之助 |
【脚 本】 | 館岡謙之助、長谷部慶次 |
【出 演】 | 淡島千景、伊藤雄之助、田中絹代、久我美子、設楽幸嗣、多々良純 |
長男を身籠ったまま夫を戦争に取られた妻は、苦労を重ねつつも、子供を明るく元気に育てあげる。やがて待ちわびた夫がようやく中国から復員するのだが……。愛情の伝え方が下手だとも気付かず、心ならずもすれ違っていく親と子の姿に、いつしか涙が止まらない。
【特別協力】 |
東京国立近代美術館フィルムセンター |
【協 力】 | 東宝株式会社、松竹株式会社、株式会社KADOKAWA、東映株式会社、株式会社近代映画協会、 有限会社独立プロ名画保存会、国際放映株式会社 |
写真: | ©東宝株式会社、松竹株式会社、株式会社KADOKAWA、東映株式会社、株式会社近代映画協会、 有限会社独立プロ名画保存会、国際放映株式会社 |