三鷹市山本有三記念館企画展
山本有三没後40年 絶筆「濁流」
2014年11月8日(土)〜2015年3月22日(日)
【開館時間】 | 9:30~17:00 |
【休館日】 | 月曜日(月曜日が休日の場合は開館)、11/25・26、12/16〜1/4、1/13・14 |
【入館料】 | 一般300円/団体200円(20名以上) *「ぐるっとパス」をご利用いただけます *中学生以下および障害者手帳をご持参の方とその介助をする方は無料 *校外学習の高校生以下と引率教諭は無料 |
【主 催】 | 公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団/三鷹市 |
【協 力】 | 朝日新聞社/NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構 公益財団法人陽明文庫 |
【チラシ】 | PDF: 6.1MB/2ページ |
戦後の2作品「無事の人」と「濁流」に描かれているのは、人の世という濁流にのまれても無事を願い、ひたすらに生きる人物の姿です。また晩年に出版された2冊の自選集『山本有三自選集』(集英社1967年)『名作自選現代文学館 無事』(ほるぷ出版1972年)を見てみると、80代となった有三が老いと向き合いながら、思索を深めていく経過が読み取れます。亡くなる10日ほど前に書き上げられた「老いの春」は、89歳で没した文人画家富岡鉄斎の言葉を引きつつ「自己の限界」に言及し、「体内に燃ゆるものあり初あかり」という句で結ばれています。誰よりも「生きる」ことにこだわり続けた作家だった有三の後半生を辿る本展、ぜひご覧ください。