レ・ヴァン・フランセ ©青柳 聡
[完売御礼]
本公演は終了しました
2014年10月13日(月・祝) 15:00開演
【全席指定】 * |
【会員】S席5,400円・A席4,500円 【一般】 S席6,000円・A席5,000円 *U-23席(23歳以下) 3,000円 中学生以上の方は公演当日に学生証または年齢が確認できるものをご持参ください。 |
500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
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【出 演】 | エマニュエル・パユ(フルート) フランソワ・ルルー(オーボエ) ポール・メイエ(クラリネット) ジルベール・オダン(バソン) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン) エリック・ル・サージュ(ピアノ) |
【曲 目】 | テュイレ:六重奏曲 変ロ長調 op.6 リムスキー=コルサコフ:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ロ長調 カプレ:ピアノと木管のための五重奏曲 op.6 サン=サーンス:デンマークとロシアの歌による奇想曲 プーランク:六重奏曲 |
風のホールに5度目の登場となるレ・ヴァン・フランセは、各管楽器の頂点に立つスタープレーヤーのパユ、ルルー、メイエ、ヴラトコヴィチ、オダンと、彼らのサウンドを天才シェフのごとく(メンバー談)鮮やかにまとめるル・サージュの6人から成る豪華ソリスト集団です。それぞれの自発性を音楽の隅々にまで行き渡らせ、色彩感豊かな音色と華麗なテクニックで紡ぎ出す演奏は、まさに他の追随を許しません! グループ名 Les Vents Français(フランスの風)とも相まって、彼らと風のホールの相性は抜群、過去の公演で実証済みです。
今回は、「何度も演奏し、響きを熟知している風のホールにぴったりのプログラム」ということで、彼らの名刺代わりでもあるプーランクの「六重奏曲」とあわせて、来日公演を前に済ませたCDの収録曲も披露されます。
気心の知れたメンバーが和気
メッセージ
風のホールではいつも『家に戻った』というような気持ちになります。
“音楽を愛している”というバイブレーションが伝わってくる三鷹の聴衆の皆様にお会いできるのを楽しみに待っております。
a今演奏なさっている楽器は何歳の時、どのようにして始められたのでしょうか。
b皆さんは日本に何回もお越しになっていますが、日本で好きな場所や好きな文化などはありますか。
©Hiro Isaka
エマニュエル・パユ(フルート)
aローマに引っ越した時、隣の家の子ども達4人が楽器を習っていて色々な楽器の音が聴こえてきました。その中で「僕はこの曲を吹きたい」と言ったのがモーツァルトのフルート協奏曲だったと記憶しています。その数か月後のクリスマスに、ヤマハのフルートをプレゼントしてもらい、6歳になる直前に習い始めました。
b日本にはたくさんの思い出がありすぎて一つには決められません。1989年にコンクールのために初来日した神戸は特別ですし、その後25年の間に那覇から札幌まで多くの場所を訪れて色々な人との出会いがありました。特に東京と大阪にはよく来ていて大好きな友達も大勢います。
©Uwe Arens Sony Classical
フランソワ・ルルー(オーボエ)
aオーボエを初めて見たのは5歳の時、地元ルーベの音楽院でのことでした。この楽器の形と美しい音の虜になったのです。すぐにでも習いたかったのですが、クラスが既に満員だったので6歳から始めました。
bキャピトル東急ホテルそばの餃子屋さん。ここは、レ・ヴァン・フランセ行きつけのお店の一つです。もちろん和食も大好きです。温泉も最高!
©Vandoren
ポール・メイエ(クラリネット)
a8歳の時にクラリネットを始めました。当時、姉がフルートを、兄がクラリネットを吹いていたので、私も音楽をやりたくて仕方がなかったのですが、私は楽器を何一つ演奏していませんでした。ところが、クラリネットが上手な兄がオーボエに転向したので、この楽器が私に回ってきたのです。
b日本には大好きな場所がたくさんあります。東京や大阪のような大都市にも惹かれますが、私が好きなのはあらゆるディテールに潜む、伝統の中に息づく現代性といった「詩情」です。古い家並みや農家、田舎やそこの植生の美しさにも魅了されます。日本の豊かな食文化もまた、この国がいかに洗練されているかを示していると思います。歴史と伝統、食、美しい風景、手工芸の伝統があり、世界中でもお気に入りの現代アートの美術館を擁する金沢のような街が好きですね。
ジルベール・オダン(バソン)
aバソンを始めたのは13歳の時です。同時にヴァイオリンを習っていた時期が4年ありました。しかし、私はバソンの演奏の方が楽しいと思ったんですね。この楽器の音域や低い音が好きで、歌手のように楽器本体の内と外が共鳴し合うのを演奏している時に体で感じたからです。モーツァルトの交響曲、ヴィヴァルディの協奏曲、特にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でのヴァイオリンとバソンの対話を考えると、後者を演奏する自分を想像する方が面白いと思ったんです。
b日本はフランスのように至る所で伝統と現代性が見事に共存していますね。古いお寺や電気街が好きですし、時代の先端を行く現代的な都会の若者達を見るのも楽しいです。
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
a6歳の時、アメリカでホルンを始めました。父が出逢った若いホルン奏者が、私の最初の先生だったんですよ。
b日本には大好きな場所がたくさんあります。日光、宮島、奈良が思い浮かびます。 日本文化の中では特に伝統的な能舞台に惹かれます。また、和食と温泉も大好きです。
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
a5歳でピアノを始めました。家にはアップライトピアノがあり、私は一本の指で子どもの歌を弾いていたそうです。その様子を見て、母はピアノのレッスンを受けさせようと考えたのです。
b日本で好きな所は新宿駅、小さな日本庭園、姫路城です。また、表参道や渋谷を歩いたり新幹線に乗ったり、ラーメンやお刺身を食べるのも好きです。日本人の礼儀正しさ、日本の陶磁器、長野の山、築地市場と秋葉原もお気に入りです。