戦後日本の二大巨星とモーツァルトが描いた祈りと希望
沼尻竜典 ©三浦興一
水谷 晃(コンサートマスター、ヴァイオリン独奏)
本公演は終了しました
2014年 7月27日(日) 15:00開演
【全席指定】 | 会員3,500円 一般4,000円 学生2,000円 ●三鷹市内在住または在学の小・中学生1,000円* *一般(会員)券のご購入者と同伴の場合のみ適用。電話予約のみ。 |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
【出 演】 | 沼尻竜典(音楽監督・指揮) 栗友会合唱団 トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(TMP) 伊藤 晴(ソプラノ)、中島郁子(メゾソプラノ)、山本康寛(テノール)、近藤 圭(バリトン) |
【曲 目】 | 武満 徹/沼尻竜典(編曲):MI・YO・TA 武満 徹:翼 武満 徹:弦楽のためのレクイエム 三善 晃:弦の星たち(ヴァイオリン独奏/水谷 晃) W.A.モーツァルト:レクイエムK.626 |
第67回は日本を代表する二人の作曲家に焦点を当てたプログラムです。映画、舞台、ラジオ、テレビなど幅広いジャンルで創作活動を行った武満 徹と、沼尻竜典の師でもあり、大規模なオーケストラ作品から合唱曲、吹奏楽曲、さらにはテレビアニメの主題歌にいたるまで様々な作品を残し、昨年逝去した三善 晃の作品を中心にお贈りします。
武満 徹の作品からは、「混声合唱のための『うた』」より「翼」と沼尻が編曲を手掛けた「MI・YO・TA」、そして武満の初期の代表作としても知られる「弦楽のためのレクイエム」を演奏いたします。時に厳しく、時に濃密な弦楽アンサンブルのうねりが雄弁に語りかけてくる作品です。
一方、三善 晃の作品からは、「弦の星たち」をお聴きいただきます。この作品はニューヨークのカーネギーホール100周年記念に委嘱され、桐朋学園の弦楽合奏団のために書かれたもので、独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラが織りなす精密かつ美しいテクスチュアが魅力です。今回コンサートマスターを務める水谷 晃(東京交響楽団コンサートマスター)のソロでお聴きください。後半は、バロックの対位法や合唱の書法が見事に活かされたモーツァルト最晩年の名作、「レクイエム」をお贈りします。
オペラや合唱作品に精通し、現代音楽の演奏解釈にも定評のある沼尻ならではのプログラムです。どうぞご期待ください。