[完売御礼]
本公演は終了しました
2014年 6月28日(土) 14:00開演
【全席指定】 | 会員2,700円 一般3,000円 学生2,000円 高校生以下1,000円 |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
【出 演】 | 伊原剛志 |
【朗読作品】 | 親という 美男子と煙草(昭和23年) 休憩 犯人(昭和23年) |
今なお世代を越えて読み継がれている太宰治は、昭和14年9月に三鷹市(当時は三鷹村)下連雀に移り住み、戦時中の疎開時代を除き、昭和23年にこの世を去るまで、この地で暮らしました。太宰の眠る禅林寺は、芸術文化センターのすぐそばにあり、毎年6月19日の「桜桃忌」には、たくさんの太宰ファンが訪れています。
その、桜桃忌の季節に合わせて始めた「太宰を聴く」。
本年の朗読は、NHK朝の連続ドラマ「花子とアン」で、主人公の父親役を演じるなど、映画にTVにと幅広い活躍をされている俳優、伊原
*朗読会の冒頭、数分間程度、三鷹市長挨拶、及び三鷹市と筑摩書房の共同主催による第30回太宰治賞の受賞者のご紹介が予定されています。
【伊原剛志 IHARA TSUYOSHI プロフィール】
1963年11月6日生まれ。大阪府出身。
84年に舞台「真夜中のパーティー」で俳優デビュー。96年NHK朝の連続ドラマ「ふたりっ子」で人気を博す。04年「半落ち」07年「叫び」09年「なくもんか」10年「十三人の刺客」13年「BRAVE HEARTS 海猿」14年「劇場版 相棒」など数々の作品に意欲的に出演する中、06年には「硫黄島からの手紙」でハリウッドに進出し、以降海外作品にも数多く出演。12年にはブラジル映画「汚れた心」で第15回プンタデルエステ国際映画祭主演男優賞を受賞した。
現在放送中のNHK朝の連続ドラマ「花子とアン」では主人公・花子の父親役を好演。また50歳にして初主演となったドラマ「警察庁特殊防犯課 トクボウ」が日本テレビ系列で放映中のほか、映画 「超 高速参勤交代」が6月21日に公開される。
☞オフィシャルサイト http://www.kdash.jp/kdash/profile/ihara/ Twitter @ihara184
≪朗読作品紹介≫
【親という二字】(昭和21年)
郵便局の待合室で偶然知り合った初老の男性との、一見何気なく見える会話のやりとりを通して、戦後、市井の中で一歩一歩丁寧に生きていく人々の尊さを浮かび上がらせていく、ほのかな明るさを持った作品である。
【美男子と煙草】(昭和23年)
謂れ無き非難にさらされ鬱屈した日々を過ごしていた作家は、ある時、編集者に請われて、戦後の上野の地に多くいた浮浪者の少年達に会いに行くこととなる。過日、彼の地で撮った一葉の写真を目にした作家の妻は……。
【犯人】(昭和23年)
快活で滑稽味に弾んでいた文面は、ある事柄を境に、緊張感に満ちた描写へと誘われていく。 若く一途な想いが、心定まる場所を探して彷徨う様を、抑えの効いた澱みの無い筆致で描き切った、太宰後期の傑作である。
【黄金風景】(昭和14年)
実家を追われ、文筆の志半ばで船橋の小さな家に住み始めたとある作家が、ふとしたきっかけで、幼い頃に生家にいた女中の訪問を受ける。 昔、辛く当たった覚えしかない彼は狼狽し、逃げるように家を飛び出すが……。