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東西狂言の会

東西狂言の会

野村万作
野村万作

野村萬斎
野村萬斎

茂山あきら
茂山あきら

[完売御礼]
本公演は終了しました

2014年 5月10日(土) 14:00開演

【全席指定】 会員3,600円 一般4,000円 高校生以下2,000円
託児サービス 500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
*未就学児は入場できません。
【出 演】 野村万作 野村萬斎 茂山あきら
【番 組】 番組

関東の野村家、関西の茂山家の共演で、その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。風薫る春の一日、狂言の醍醐味を、心ゆくまでご堪能ください。

二人大名(ふたりだいみょう)

野遊びに出た二人の大名が、太刀を持たせるお供の者を探そうと海道で待っていると、使いに行く男が通りかかったので無理矢理太刀を持たせる。はじめはしぶしぶ従っていた男だが、不意に太刀を抜いて大名たちを脅し、小刀や素袍を取り上げてしまう。男の言うなりになった二人の大名は……。

次第にエスカレートしていく男の要求に懸命に応える大名の姿には、中世の下剋上の世相が反映され、哀しくもおかしい作品となっています。犬や鶏の物真似や小歌など、様々な中世の遊興が登場します。コンビネーションの妙とともにお楽しみ下さい。

川上(かわかみ)

吉野の里に住む盲目の夫が、霊験あらたかという川上の地蔵に参詣する。参篭の甲斐あり早速目が開くが、地蔵のお告げには「連れ添う妻が悪縁ゆえ離別せよ」という条件があった。それを聞いた妻は腹を立て、地蔵をののしり、絶対に別れないと言い張る。そこで夫は…。

人間と運命の対峙を鮮やかに描いた異色の名作です。しみじみとした趣の中にも考えさせられる、緊迫感に満ちたドラマをご堪能下さい。

釣針(つりばり)

独り身の主人が、同じく妻を持たない太郎冠者と共に妻を得ようと西宮の夷に参詣すると、西門に置いてある釣針で妻を釣るよう夢のお告げを賜る。太郎冠者は「釣ろうよ、釣ろうよ」とフシ面白くかけ声をかけながら、主人の妻に続いて、数人の腰元、さらには自身の妻を釣り上げる。主人が奥へ入った後、太郎冠者は自分の妻に対面するのだが…。

主人の代わりに次から次へと女たちを釣り上げる、太郎冠者の洒脱な舞が見どころです。色とりどりの装束に身を包んだ女たちがずらりと並ぶ、華やかな舞台をお楽しみ下さい。


【演者プロフィール】

野村万作野村万作 
一九三一年生。重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)。祖父故初世野村萬斎及び父故六世万蔵に師事。三歳で初舞台。芸術祭大賞、紀伊国屋演劇賞、日本芸術院賞、紫綬褒章、坪内逍遙大賞など多くの受賞歴を持つ。国内外で狂言普及に貢献し、ワシントン大学やハワイ大学などで客員教授を務める。

野村萬斎野村萬斎
一九六六年生。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定者。三歳で初舞台。「狂言ござる乃座」主宰。国の内外での狂言公演に参加する一方、現代劇や映画に主演するなど幅広く活躍。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞等を受賞。世田谷パブリックシアター芸術監督。

茂山あきら茂山あきら
一九五二年生。故茂山千之丞の長男。祖父故三世茂山千作および父に師事。三歳で初舞台。七六年、花形狂言会を発足。従兄弟の千五郎、七五三と主宰する。古典狂言のみならず、新作狂言や千年振りの復曲「袈裟求」など演じ、狂言の大衆化に力を注ぐ。現在は千五郎・七五三と共に、桂米朝一門を巻込み『お米とお豆腐』を立ち上げ、新たな試みに挑戦中。

三鷹市公会堂

〒181-8555
東京都三鷹市野崎1-1-1
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