今、街の映画館から、少しずつ、フィルムによる映画上映の灯が消えようとしています。
ご家庭だけでなく、映画館においても、デジタル映像での映画上映が増えているのです。
もちろん、デジタルで上映される映画に、何か不足があるという訳ではありません。
けれど。
あの日。あの暗がりで。そっと涙したあのシーンを。あのセリフを。あの横顔を。
あの日と同じ35mmフィルムで。そして大きなスクリーンで。
ぜひ、もう一度、ご覧になってください。
©1959 LES FILMS DU CARROSSE
本公演は終了しました
『大人は判ってくれない』『日曜日が待ち遠しい!』
2014年 2月15日(土) 昼の部11:00〜 / 夜の部16:00〜 2本立て
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり *未就学児は入場できません。 |
【協 力】 | パラマウント ピクチャーズ ジャパン、角川書店、ザジフィルムズ、 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、 東和プロモーション、ハピネット、アンプラグド |
昼の部 11:00-12:39『大人は判ってくれない』 13:10-15:02『日曜日が待ちどおしい!』 夜の部 16:00-17:39『大人は判ってくれない』 18:10-20:02『日曜日が待ちどおしい!』 |
『大人は判ってくれない』Les Quatre Cents Coups(1959年 仏国 / 99分 / 白黒)
監督トリュフォーが、一躍ヌーヴェルヴァーグの旗手となった、記念碑的な作品。

©1959LES FILMS DU CARROSSE
【監 督】 | フランソワ・トリュフォー |
【出 演】 | ジャン=ピエール・レオー、 パトリック・オーフェー、アルベール・レミー、 クレール・モーリエ |
12歳のアントワーヌにとって、毎日は苦痛の連続であった。学校でも家でも叱られ続ける息の詰まる生活。そんな彼の楽しみは映画を観ることだけだった。しかしある日……。トリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品で、カンヌ映画祭監督賞を受賞した。
『日曜日が待ち遠しい!』Vivement Dimanche!(1983年 仏国 / 112分 / 白黒)
独特の切れ味と緊張感で魅せる、トリュフォーの遺作となった上質のサスペンス。

©1983 LES FILMS DU CARROSSE
【監 督】 | フランソワ・トリュフォー |
【出 演】 | ファニー・アルダン、 ジャン=ルイ・トランティニャン、 フィリップ・ローデンバック |
トリュフォー監督の遺作となった長編サスペンス。もっとも「全体のトーンは幸福感に満ち溢れたものにしたい」と語ったという監督の言葉通り、物語は軽快なタッチで進んでいくが、一瞬も飽きさせない緊張感がスクリーンを覆う演出手腕は、さすがトリュフォー。