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玉田企画 第一回公演『臆病な町』

何気ない日常のかすかな隙間に織り込まれていく、人の弱さへの優しき視線。
いつしか沁み渡っていく笑いの(しずく)が、諦めていた何かをそっと湿らせる。玉田企画。

『ご飯の時間』より 撮影:小西朝子
『ご飯の時間』より 撮影:小西朝子

玉田真也
玉田真也

本公演は終了しました

2013年 8月30日(金)〜9月8日(日) 全12公演

【全席自由】
(日時指定)
(整理番号付)
会員2,200円 一般2,500円 学生1,500円 高校生以下1,000円
*早期観劇割引・平日マチネ割引 
上記料金から、会員・一般は500円引き
【作・演出】 玉田真也
【出 演】 永井秀樹 海津忠 島田桃依(以上、青年団) 飯田一期 
大山雄史(五反田団) 木下崇祥 墨井鯨子 ほか


☆・・・早期観劇割引公演 ★・・・平日マチネ割引公演
*開場は開演の30分前、受付開始は開演の60分前

朝起きたら、誰もいなくなってた。お母さんもお父さんも近所の人たちもみんないなくなってた。大通りに出ても自動車は一台も走っていなくて、すごく静かで、いつもの町なのに全然違う風に見えた。すごいワクワクして、夢じゃなければいいのにって思った。車道をしばらく歩いてたら、とても小さい(30センチくらいの)おじさんが信号機のところに立っていて、僕に手招きした。僕はこの小さなおじさんについて行けばきっと楽しいと思った。僕はおじさんについて行った。

【玉田企画プロフィール】

玉田企画は、主宰の玉田真也の作品を上演するためのユニットです。
劇団員を持たないプロデュースユニットの形式をとっています。
日常的に誰もが経験してるはずなのに、見落としてたり、忘れてたりする瞬間を密度濃く、舞台上に乗せることを目指しています。あるあるこういう瞬間、とか、こういう人いるよね、とか、ニヤニヤ笑いながら見られる作品が特徴です。

劇団WEB   http://tamada-kikaku.com
劇団Twitter @tamadakikaku

【玉田真也プロフィール】

1986年生まれ。高校まで石川県の内灘町という町で育つ。
慶應義塾大学在学中に、演劇サークル創像工房in.front.ofに所属。
2010年度より青年団演出部に所属し、青年団若手自主企画として数本の作品を創作。俳優としても活動している。

【今回の公演に寄せての、玉田さんからのメッセージ】

僕はよく、この世界のどこかに誰も知らない秘密のスイッチが隠されてて、そのスイッチを押したら、誰も知らない扉が開いて(たとえばベッドの下とかにぱかっと)その扉の向こうに行けるようになるんじゃないかと空想したりします。その扉の向こうはよくは分からないけれどたぶんすごく楽しい。子供の頃は、そんなことがもしかしたら(ほんとにもしかしたら)起こるんじゃないかと思っていました。今は空想ですが・・・
この作品は、そんな子供の頃の僕を思い出して書こうと思います。


Interview 玉田企画 玉田真也さん インタビュー

1)今回の舞台、どんな構想を抱いていらっしゃいますか?

中学卓球部の男子たちが主人公の合宿先の旅館での青春群像劇です。普段自分たちのコミュニティにはいないタイプの大人たちと出会い、悲しくも少しだけ大人になってしまう(されてしまう)話にしようかと思います。

2)三鷹のホールで公演していただくのは初めてとなりますが、どんなイメージをお持ちですか?
  そしてどんな風に使ってみたいなと思っていらっしゃいますか?

普段僕が使っている劇場と比べると規模が大分おっきいので緊張しますが、気負ってもしょうがないので、普段通りにやろうと思います。

3)初めて演劇に触れた体験はいつで、どんな体験でしたか?

大学時代の演劇サークルで、役者をやったのが最初でした。今もそうですが、舞台上で演技するのが恥ずかしかったです。

4)初めて脚本を書かれたのは(初めて演出をされたのは)いつですか?
  その時はどんな作品を作られたか覚えていらっしゃいますか?

大学2年生のときです。学校(高校)の便所が舞台の話で、便器の中から神様が出てきたりするナンセンスコメディでした。

5)この公演を観て、演劇の世界を志したというような公演はございますか?

特にないですが、お笑いが昔から好きで、舞台上でふざけたり遊んだりをしたいと思っていました。

6)映画や小説など数多くある芸術のジャンルの中で、演劇の持つ魅力とはなんでしょうか?

どんなに嘘くさいことでも、観客とイメージさえ共有できれば、本当にしてしまうところが演劇の魅力だと思います。

7)舞台を作るうえで、大変なこと、嬉しいこと、いろいろあると思いますが、
  どういう点が一番大変で、どういう時に一番喜びを感じますか?

一番大変なのは、スタッフや俳優に、自分が面白いと思っていることのイメージを共有してもらうことです。これができていないと、当然お客さんにも伝わらないので。喜びを感じるのは、稽古をしていて、その俳優さんの今まで気づかなかった新たな面白さを発見した時です。

8)作品を作る上で、どのようなときに、ストーリーやアイデアの発想が浮かんできますか?

散歩してるときとか多いです。

9)それでは最後に、今回の公演に寄せる、お客様へのメッセージをお願いします。

誰でも経験があるような、ある時期の、ある感情を描いたような芝居になると思います。
とてもバカバカしい、気楽に楽しめる作品だと思うので、是非皆さん観にきてください。

三鷹市芸術文化センター
星のホール

〒181-0012
東京都三鷹市上連雀6-12-14
0422-47-5122 (チケットカウンター)
0422-47-9100 (施設受付・事務局)
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