太宰治文学サロン 企画展示
未完絶筆「グッド・バイ」
太宰の死後に「グッド・バイ」全文が掲載された、「朝日評論」(昭和23年7月)
2013年 6月4日(火)〜9月16日(月・祝) 10:00〜17:30
【会 場】 | 太宰治文学サロン 〒181-0013 三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1F |
【入館料】 | 無料 |
【休館日】 | 月曜日(月曜が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館) |
毎年太宰治の生誕日である6月19日に、三鷹市にある禅林寺の墓所で桜桃忌が営まれています。
今回の企画展示では、太宰治が玉川上水に入水し絶筆となった「グッド・バイ」を取り上げます。
「グッド・バイ」は物語がまさにここから展開を迎える場面で、太宰の死によって未完となり、結末と共に意味深なタイトルが謎を呼ぶ三鷹時代の代表作です。
その他にも、三鷹市に全国から太宰治の愛好者が集う6月には、資料の特別公開もあります。
まず、三鷹市が長女・津島園子氏より寄贈を受けた「桜桃忌遺影」写真を展示します。
また、6月11日(火)から6月23日(日)の2週間の期間限定で、太宰の直筆資料2点を公開します。
1点は書物展望社への原稿依頼に対する返信葉書、もう1点は昨年山本直英氏のご遺族から三鷹市に寄贈された、野田宇太郎に宛てた三鷹の自宅へ案内する地図が記された葉書です。
いずれも三鷹市下連雀の太宰の自宅から出されたものです。
太宰ゆかりの地で太宰の直筆に親しみながら、ひと時をお楽しみください。