沼尻竜典 ©三浦興一
ウェルナー・ヒンク
[チケット発売日] 会員4/20(金) 一般4/24(火)
2012年 7月29日(日) 15:00開演
みたかジュニア・オーケストラによるプレ・コンサート 14:30開演
【全席指定】 | 会員3,500円 一般4,000円 学生2,000円 三鷹市在住または在学の小・中学生1,000円* |
* | TMP 60回・61回公演では、一般(会員)券をご購入の方とご来場の、市内在住・在学の小・中学生の方に特別料金をご用意しております。受付は電話予約のみ。お申し込みの際には住所(町名)または学校名をお伝えください。 |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
【出 演】 | 沼尻竜典(音楽監督・指揮、ピアノ独奏) トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(管弦楽) |
【曲 目】 | モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲K.588 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90 |
今回は1974年から2008年にウィーン・フィルを退団するまで、名コンサートマスターとして同楽団を支え続けてきたウェルナー・ヒンクをゲストコンサートマスターに迎えてお贈りします。
1883年にウィーン・フィルが初演した「交響曲第3番」はブラームスが50歳の時、当時恋していた年若い女性歌手の滞在先、ヴィースバーデンで一気に書き上げた作品と言われています。恋に悩むブラームスの複雑で繊細な心情が音楽に反映されているかのように、四つの楽章全てが消え入るように終わり、特にメランコリックで美しい旋律と中間部のむせび泣くような表情が印象的な第3楽章は、フランク・シナトラやジェーン・バーキンらにより歌詞をつけて歌われたほか、イングリッド・バーグマン主演映画『さよならをもう一度』の挿入曲としても知られています。
合わせて演奏されるのは、モーツァルトの二つの作品です。1790年1月にウィーンで初演された歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』(「女はみんなこうしたもの」という意味)の序曲と、ザルツブルク時代の傑作、ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」を沼尻竜典の弾き振りでお届けします。「ジュノム」はフランスのピアニスト、ヴィクトワール・ジュナミに献呈された作品で、その内容から彼女が極めて高い演奏技術の持ち主であったことが窺えます。モーツァルト自身も大変好んでザルツブルクやウィーンなど各地で演奏したと言われています。
ウィーンに縁が深く優雅で洗練されたこれらの作品を沼尻×ヒンク×TMPのコラボレーションでお楽しみください。