昭和初期の東京を舞台に、江戸川乱歩・横溝正史・夢野久作という、文学界の異端児三人の
交流と葛藤を通して、才能と人生が交差していく様を骨太に描いた、傑作。
本公演は終了しました
2012年 4月13日(金)〜22日(日) 全12公演
【全席自由】 (日時指定) |
会員:前売2,700円 当日2,800円 一般:前売3,000円 当日3,200円 高校生以下1,000円(前売・当日とも) |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 *4/14(土)15:00・19:00のみ |
【作・演出】 | 野木萌葱 |
【出 演】 | 植村宏司 西原誠吾 井内勇希 小野ゆたか 今里真 酒巻誉洋 加藤敦 生津徹 大柿友哉 平岩久資 |
【サイト情報】 | ウェブサイト http://www.pdx-c.com |
江戸川乱歩・夢野久作・横溝正史。
昭和のはじまり。東京下町。
作家同士の日常の交流から始まる物語は、いつしかそれぞれの作品世界へ。
明智小五郎・呉一郎・金田一耕助。
作家自らが生み出したキャラクターも生身の人間として登場し、
「生みの親」との濃密な関係性が描き出されてゆく。
そこに編集者と名乗る黒ずくめの奇妙な男が現れて...。
創造を巡り、虚構と現実を行き来しながらダイナミックに展開される異色作。
開場は開演の20分前。受付開始は開演の40分前。(託)...託児サービスあり
*未就学児は入場できません。
【作・演出 野木萌葱さんからのメッセージ】
それは季節はずれに蒸し暑い、ある宵のことでございました。
「知ってます? 江戸川乱歩と横溝正史と夢野久作って顔見知りだったんですよ」
ふと耳にしたこの一言から、三人の作家の脳内を巡る旅が始まったのでございます。
胎内の温かさと棺の冷たさを感じながら、腐乱寸前の熟柿を頬張る午前二時。
こんな隠微な愉悦を皆さまと少しでも分かちあえたら。
星のホールでお待ちしております。
【劇団パラドックス定数】
主宰 野木萌葱により、1998年にユニットとして旗揚げし、2007年6月に劇団化を敢行。濃厚且つキレのある男性芝居が特徴。強靱な想像力をもって生み出されたその脚本は、フィクションとノンフィクションの境を超越し、無駄を排した的確で鋭い台詞は、常に圧倒的な質量を誇る。緻密に作り込まれた息苦しい程の舞台空間から押し寄せる緊張感は他に類を見ない。
【パラドックス定数『HIDE AND SEEK』インタビュー動画】
※JCN武蔵野三鷹「MITAKA ARTS NEWS ON TV」で放映されたものです。YouTube で見る