日本が誇る女優。原節子。永遠と呼ばれたただ一人の女優。原節子。
日本映画の黄金時代が、そのまま彼女に重なり、そして去っていった。
なぜ永遠と呼ばれたのか、その理由は、スクリーンの中だけにある。
[チケット発売日] 会員2/16(木) 一般2/17(金)
原 節子『めし』『晩春』
2012年 3月17日(土) 昼の部11:00/夜の部16:00開演
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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原 節子
1920年神奈川生まれ。35年田口哲監督『ためらふ勿れ若人よ』でデビュー。小津、黒澤、成瀬などの巨匠監督の作品に次々と主演し、映画史にその名を大きく残した。
【各回2本立て】
『めし』(1951年 / 97分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社
【監 督】 | 成瀬巳喜男 |
【原 作】 | 林 芙美子 |
【出 演】 | 原 節子、上原 謙、島崎雪子 ほか |
大恋愛の末に結婚から5年、倦怠期を迎えた三千代(原)と初之輔(上原)。 ある日、初之輔の姪が家出してきて、居候を始めたことから、三千代の心はかき乱され…。夫そして結婚への疑念が渦巻き、どうすることも出来ずにいる妻の揺れ動く感情を、原が丁寧に好演する。
『晩春』(1949年 / 108分 / 白黒 / 松竹)
©1949 松竹株式会社
【監 督】 | 小津安二郎 |
【脚 本】 | 野田高梧、小津安二郎 |
【出 演】 | 原 節子、笠 智衆、杉村春子 ほか |
早くに妻を亡くした大学教授の周吉(笠)と、婚期を逸しかけている一人娘の紀子(原)。母亡き後、父に対しての思い入れが強く、自分の結婚など頭にない娘を、逆に父は思いやって…。原節子が小津監督作品において初主演を果たし、代表作ともなった記念碑的名作。