デコちゃんと呼ばれ愛された天才子役は、やがて日本を代表する女優に。
惜しまれつつ昨年12月28日に亡くなった高峰秀子が、大人の女を見事に演じきった2作品。
その姿を、その演技を、ぜひ、スクリーンで。
[チケット発売日] 会員11/10(木) 一般11/11(金)
高峰秀子『女が階段を上る時』『放浪記』
2011年12月23日(金・祝) 昼の部11:00/夜の部16:00開演
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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高峰秀子
1924年北海道生まれ。29年野村芳亭監督『母』に子役でデビュー。以来、数多くの作品に出演し名作を生んだ。女優引退後は、エッセイストなどとしても活躍した。
【各回2本立て】
『女が階段を上る時』(1960年 / 111分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社
【監 督】 | 成瀬巳喜男 |
【脚 本】 | 菊島隆三 |
【出 演】 | 高峰秀子、森 雅之、仲代達矢 ほか |
愛酸いも甘いも知り尽くした、銀座のバーの雇われマダム(高峰)。 客の男や後輩のホステス、そして金の無心ばかりする家族に足を取られながらも、それでも前を向いて、日々をしたたかに生き続けていく…。高峰に宿る女の凄みを、成瀬演出が見事に開花させた傑作。
『放浪記』(1962年 / 124分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社
【監 督】 | 成瀬巳喜男 |
【原 作】 | 林 芙美子 |
【出 演】 | 高峰秀子、田中絹代、小林桂樹 ほか |
林芙美子の自伝的小説の映画化。貧しい境遇の中から、誰にも頼ることなく生き続けた少女時代から、見栄ばかり張る情けない男たちを振り払い、やがて大作家への道を歩んでいく大人の女としての林芙美子を、高峰がじっとりと、腰の据わった芝居で生き映す。自分を傷つけてしまう母親を淡島が見事に演じきる。