そのエキゾチックなまでに妖しい美貌が生みだす、抜群の存在感。
コスチュームも悩ましく迫るコメディから、和服姿の粋な旅芸人まで、
京マチ子の演技の幅の広さと確かさが、観る者の心を揺さぶっていく。
[チケット発売日] 会員8/18(木) 一般8/19(金)
京マチ子『黒蜥蜴』『浮草』
2011年 9月17日(土) 昼の部11:00/夜の部16:00開演
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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京マチ子
1924年大阪府生まれ。49年大映に入社。『羅生門』、『雨月物語』、『地獄門』など主演した作品が海外で次々と受賞し「グランプリ女優」と呼ばれる。現在も舞台で活躍を続ける。
【各回2本立て】
『黒蜥蜴』(1962年 / 102分 / カラー / 角川書店
©角川映画
【監 督】 | 井上梅次 |
【原 作】 | 江戸川乱歩 |
【出 演】 | 京 マチ子、大木 実、川口 浩 ほか |
伝説の宝石を巡っての、女盗賊"黒蜥蜴"(京)と、明智小五郎(大木)の駆け引きを、ミュージカルタッチで描く。 黒タイツで鞭を打つ艶容な姿を普段着のように着こなす京マチ子や、不思議な子分達が歌って踊る、ダークでコミカルなシーンが何とも楽しい怪作であり名作。
『浮草』(1959年 / 119分 / カラー / 角川書店 / 16mm)
©角川映画
【監 督】 | 小津安二郎 |
【脚 本】 | 野田高梧、小津安二郎 |
【出 演】 | 京 マチ子、中村鴈治郎、若尾文子 ほか |
旅回りの一座を率いる嵐駒十郎(中村)と、一座の花形女優すみ子(京)。 嫉妬に我を見失い、時にどつかれても駒十郎の側を離れまいとするすみ子が、最後にやっと笑えた、その横顔があまりにすがすがしい。 わが道を突き進む頑固男を好演する、中村鴈治郎も見逃せない。