一昨年に招聘した劇団「ままごと」が上演した『わが星』が、演劇界の芥川賞と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」を受賞したほか、その前年に招聘した劇団「サンプル」の松井周さんも、今年の同賞を受賞するなど、演劇の新しい息吹を感じる舞台を、数多く上演してきています。
今年の3劇団も、いずれ劣らぬセリフの切れ味と、緊張感に満ちた舞台を作り上げる力を持った劇団ばかりです。星のホールから新しい才能が羽ばたく姿を、ぜひご覧ください。
本公演は終了しました
2011年 9月2日(金)〜11日(日) 全10公演
【全席自由/日付指定】 (整理番号付) |
会員 前売2,200円 当日2,500円 一般 前売2,500円 当日2,800円 高校生以下1,000円(前売・当日とも) |
*早期観劇割引 9/2(金)〜9/4(日)の3公演のみ | |
【全席自由/日付指定】 (整理番号付) |
会員 前売1,700円 当日2,000円 一般 前売2,000円 当日2,300円 高校生以下500円(前売・当日とも) |
*未就学児は入場できません。 | |
【作・演出】 | 田川啓介 |
【出 演】 | 川隅奈保子、村井まどか、 菅原直樹、玉田真也、富田真喜(以上青年団) ほか |
【サイト情報】 | 劇団ウェブサイト http://hydrogen74.com |
☆の回は早期観劇割引
人間関係のわずかな隙間に、軋みをあげてねじ込まれていく生きたセリフたち。
田川戯曲、癖になる。
青いビー玉と呼ばれるその球体にはたくさんの人が住んでいる。
しかし人々はこの球体についてほとんどなにも知らなかった。
この球体には謎がたくさんある、目に映らないものがたくさんあるのだ。
ここでは前触れもなく突然なにかが起こり、雰囲気を悪くするネガティブなものが、状況をすぐに変えてしまう。
防御なんかない。ここではだれも何もコントロール出来ないから。
基本的にここで生きているのはただ運がいいだけだ。
なのに人々は意志というものを持ってしまっていた。
使い道もわからぬままにもてあましていた。
【劇団自己紹介】
2010年10月に主宰の田川啓介が旗揚げ。劇団員を持たないプロデュースユニットの形式を取る。作・演出の田川啓介は09年「誰」で第15回劇作家協会新人戯曲賞に入選。性格に過剰や欠損を抱えた登場人物、ねじれた関係性、虚構と現実が混ざり合い区別できなくなるような物語世界が特徴。
劇団ウェブサイト http://hydrogen74.com
【青年団リンク 水素74%『謎の球体X』インタビュー動画】
※JCN武蔵野三鷹「MITAKA ARTS NEWS ON TV」で放映されたものです。YouTube で見る