まず、その美しさに見惚れ、やがて、その演技に感嘆の声が上がる。
満場一致で第1回ミス日本に選ばれた彼女の美しさの源は、情に満ちた人としての芯の強さ。
静かな自信に導かれた揺るぎなき輝きが、ここに。
[チケット発売日] 会員7/14(木) 一般7/15(金)
山本富士子『私は二歳』『夜の河』
2011年 8月20日(土) 昼の部11:00/夜の部16:00開演
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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山本富士子
1931年大阪府生まれ。50年、第1回ミス日本に選ばれ映画界へ入り、53年、森一生監督『花の講道館』でデビュー。大映看板女優として人気を博し、その後はテレビや舞台で活躍。
【各回2本立て】
『私は二歳』(1962年 / 88分 / カラー / 角川書店 / 16mm)
©角川映画
【監 督】 | 市川 崑 |
【原 作】 | 松田道雄 |
【出 演】 | 山本富士子、船越英二、鈴木博雄 ほか |
初めての赤ちゃんを家族に迎えた、団地に暮らす若夫婦。赤ん坊の一挙手一投足に不安と喜びを抱えながら、口ばかりで頼りないサラリーマンの夫(船越)や、姑、先輩ママとの関係の中、母親として生きる女性の美しさが、山本の全身から輝くばかりに溢れてくる。
『夜の河』(1956年 / 104分 / カラー / 角川書店)
©角川映画
【監 督】 | 吉村公三郎 |
【原 作】 | 澤野久雄 |
【出 演】 | 山本富士子、上原 謙、小野道子 ほか |
父とともに老舗の京染店を守る長女きわ(山本)は、ふと出会った大学教授・竹村(上原)といつしか強く惹かれあうが…。 許されぬ恋の中にあっても、「人の不幸の上に生きたくない」という倫理的な生き方を貫くきわの姿に、女性としての品性を感じさせる名作となった。