その清楚さ、その聡明さ、そしてその凛とした立ち姿──。和製オードリー・ヘップバーンとも呼ばれ、人気女優の道を歩み続けた久我美子の、キュートで可憐な魅力に満ち溢れた初期の2作品。
[チケット発売日] 会員5/26(木) 一般5/27(金)
久我美子『あの手この手』『また逢う日まで』
2011年 6月25日(土) 昼の部11:00/夜の部16:00開演
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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久我美子
1931年東京生まれ。46年、学習院女子中等科在学中、東宝第一期ニューフェイスに合格。翌年『四つの恋の物語』でデビュー。『酔いどれ天使』『白痴』など、黒澤明作品でも重用される。
【各回2本立て】
『あの手この手』(1952年 / 92分 / 白黒 / 角川書店)
©角川映画
【監 督】 | 市川昆 |
【脚 本】 | 和田夏十、市川昆 |
【出 演】 | 久我美子、水戸光子、森雅之 ほか |
若き日の久我美子の溌剌とした魅力を存分に味わえるコメディ。窮屈な実家を飛び出した若い娘アコ(久我)は「しばらく泊めて!」と叔母の家に居候を決め込むが…。アコには振り回され、気位の高い妻(水戸)には文句一つ言えない叔父を、森雅之が好演している。
『また逢う日まで』(1950年 / 111分 / 白黒 / 東宝)
©東宝
【監 督】 | 今井正 |
【原 作】 | ロマン・ロラン |
【出 演】 | 久我美子、岡田英二、杉村春子 ほか |
あまりにも有名な「ガラス越しのキス」が一世を風靡した久我美子の代表作。戦時中の若き恋人達の姿を一見明るいトーンで描いていくのだが、その描写が明るければ明るいほど、対比して戦局の悪化が浮かび上がっていく。やがて、愛する男が招集される日が来て…。