三鷹の家の書斎にて 昭和22年秋
坂口安吾肖像
新潟市(安吾風の館)所蔵
2011年 6月7日(火)〜9月11日(日)
【開館時間】 | 10:00〜17:30 |
【会 場】 | 太宰治文学サロン 〒181-0013 三鷹市下連雀3 -16-14 グランジャルダン三鷹1F |
【入館料】 | 入館無料 |
【休館日】 | 月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館) |
「桜桃忌」は太宰晩年の名作「桜桃」にちなんで、作家今 官一が命名したものです。1949(昭和24)年から毎年、太宰の生誕日の6月19日に墓所である禅林寺(三鷹市下連雀4-18-20)で営まれています。もとより、太宰の師である井伏鱒二、佐藤春夫のほか、檀 一雄、伊馬春部、亀井勝一郎ら錚々たる作家達によって催されていましたが、近年は太宰作品に魅せられた多くの愛好者たちが全国各地から訪れています。
坂口安吾著『不良少年とキリスト』
(昭和24年 新潮社)今回の展示では、太宰と親交の深かった作家たちをとりあげ、太宰について著した作品や回想録などをご紹介します。特に、檀 一雄が太宰に贈った「さみだれ挽歌」が掲載された当時の雑誌や、生きぬいて書きぬくべきで作品が全てだと訴え続けた坂口安吾が太宰の死について著した『不良少年とキリスト』の初版本などは見所です。
その他、「桜桃」、未完となった「グッド・バイ」(共に複製)の原稿、三鷹の自宅にあった太宰手製の表札(複製)、2009年に長女・津島園子氏よりご寄贈いただいた「桜桃忌遺影」などを公開します。