「太宰治文学サロン」のコーナー展示を替えました。
コーナー展示「三鷹での太宰治」
2011年 2月8日(火)~6月5日(日)
【開館時間】 | 10:00〜17:30 |
【入館料】 | 入館無料 |
【休館日】 | 月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館) |
太宰治は、昭和14年(1939)9月1日に妻・石原美知子の郷里である甲府から、東京府北多摩郡三鷹村下連雀(現:下連雀2丁目)に居を構え、終の住み家となりました。六畳、四畳半、三畳の部屋と玄関、縁側と風呂場がついて12坪半ほどの新築の家は、3軒並びの一番奥で家賃は24円。太宰は、「鷗」 (昭和15年)、「乞食学生」(昭和15年)、「おさん」(昭和22年)などの作品の多くに自宅や周辺の様子を創作をまじえて描き残しています。
また、戦後の太宰は家族の住む自宅をさけ三鷹駅周辺の仕事部屋で作家活動を行っていました。「朝」に登場する "秘密の仕事部屋"は現在の藤和シティスクエアにありました。よく通った酒屋伊勢元(現太宰治文学サロン)からほど近くにあった山崎富栄の部屋でも執筆活動をしており、「グッド・バイ」はここで書かれた後、未完となっています。さらに、編集者とは品川用水(現さくら通り)沿いにあった「うなぎ若松屋」で打ち合わせるなどしていました。
今回の展示では、「おさん」「人間失格」(共に複製)の原稿や、昭和23年に太宰が武蔵野税務署に宛てた「審査請求書」(複製)をはじめ、当時の雑誌や書籍(復刻版)などを展示しています。また、太宰の仕事場であった中鉢家(平成9年撮影)や太宰一家が通った酒屋伊勢元(昭和30年代撮影)の写真などもご紹介しています。
みたか観光ガイド協会による「定例ガイド-太宰の足跡-」 2011年3月から再始動!!
みたか観光ガイド協会のボランティアによる「定例ガイド-太宰治の足跡案内コース」を3月から再開します!毎年、3月から11月までの毎月第4日曜日に実施しています。ガイドボランティアの案内のもと市内外から訪れる幅広い世代の太宰治愛好者達との交流を深めてみませんか?また、太宰治を通じて三鷹の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
【日 時】 | 3月27日(日)、以降12月まで毎月の第4日曜日(雨天決行) |
【所用時間】 | 9:50から2時間半程度(交通事情、ポイント解説内容により前後する場合があります) |
【主な訪問場所】 | 太宰治文学サロン、禅林寺、中鉢家跡、小料理屋千草跡、太宰終焉の地、など多数 |
【集合場所】 | 三鷹駅南口デッキ上(のぼりが目印) |
【参加費】 | 無料(事前申込不要) |
【サイト情報】 | みたか観光ガイド協会ウェブサイト http://www.geocities.jp/mitakagide |