その人がスクリーンにいるだけで、ああいい映画を見たと思う──
日本が誇る名優・志村喬の、その圧倒的な存在感。俳優の中の俳優が、ここに。
[チケット発売日] 会員11/4(木) 一般11/5(金)
2010年12月11日(土) 昼の部11:00 夜の部16:00開演
志村 喬『銀嶺の果て』『男ありて』
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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志村 喬
1905年兵庫の生まれ。34年、上砂泰蔵監督『恋愛街一丁目』でデビュー。
『赤西蠣太』『右門捕物帳』『鴛鴦歌合戦』、黒澤監督作品、『ゴジラ』等に出演。
74年紫綬褒章。82年死去。
『銀嶺の果て』(1947年 / 88分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社昼の部11:00〜12:28 夜の部16:00〜17:28
【監 督】 | 谷口千吉 |
【脚 本】 | 黒澤 明 |
【出 演】 | 志村 喬、三船敏郎、小杉義男 ほか |
銀行強盗の果てに、冬の北アルプスに逃げてきた野尻(志村)と江島(三船)は、老人(高堂国典)と孫娘(若山セツ子)のいる山小屋にたどり着く。その棘だった暗く荒々しい感情が、山小屋に住む温かな心根の人たちと接するうちに、いつしかゆっくりと解けていく様を、志村が好演する。
『男ありて』(1955年 / 109分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社昼の部13:00〜14:49 夜の部18:00〜19:49
【監 督】 | 丸山誠治 | 【原 作】 | 菊島隆三 |
【出 演】 | 志村 喬、夏川静江、岡田茉莉子 ほか |
野球一筋に生きてきた監督・島村(志村)は、ある日、判定への不満から審判を殴り、出場停止となってしまう。予期せず、なおざりにしてきた家族との時間が増え、その大切さに初めて気づくのだが。愛情の表現の仕方を知らない不器用な男を、志村が一心に演じきる。