林家たい平
柳貴家小雪
[チケット発売日] 会員9/8(水) 一般9/9(木)
2010年11月7日(日)
未就学児の部(赤ちゃんもOK!未就学児無料) 11:00開演(約1時間・休憩なし)
【全席指定】 | 会員900円 一般1,000円 小・中学生500円 未就学児無料 |
*授乳とオムツ替えのスペースがございます。 |
小学生以上の部 14:00開演(約2時間・休憩あり)
【全席指定】 | 会員1,800円 一般2,000円 小・中学生1,000円 |
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500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *託児サービスは小学生以上の部14:00の回のみ。 |
*未就学児は入場できません。 |
【出 演】 (両公演とも) |
林家たい平(落語) 柳貴家小雪(大神楽) |
【サイト情報】 | オフィシャルウェブサイト http://hayashiya-taihei.com |
お子さん、お孫さんと寄席にいらっしゃいませんか?
笑点でもおなじみ、林家たい平さんの明るい落語で大笑いしたり
柳貴家小雪さんの傘でコマを回す技に大きな拍手を送ったり!
子ども達に、生の舞台の魅力を、ぜひ楽しんでもらいたいと思います!
【関連プログラム】“未就学児の部”の案内係の小学生募集!
みんなで一緒に、お客さまをお迎えしよう!
実際に入口でチケットをもぎったり、パンフレットを渡したり、お席まで案内するホールのお仕事を体験してみませんか?
難しく考えたり緊張しなくても大丈夫です。私たちと一緒に、楽しくお仕事をして、お客さまに喜んでもらいましょう!
【日時・場所】 | 11月7日(日) 9:30 星のホール集合(12:30 終了予定) |
【対象・定員】 | 小学4〜6年生・10名 参加費無料 |
【主な体験内容】 | ★受付でチケットの引換え ★チケットもぎり ★パンフレットを渡す ★客席への誘導 ★クローク係 ★開演前に注意事項の説明 ★アンケート回収 ★物品販売コーナー ほか |
【ご注意】 | 12:30の終了時間まで色々なお仕事を体験していただきますので、参加者は11:00からの公演を客席で観ることはできません。 *写真・ビデオ撮影などはご遠慮ください。財団で撮影した写真を後日プレゼントいたします。 |
【ご予約】 | 電話予約のみ Tel:0422-47-5122 |
【受付開始】 | 会員9/8(水) 一般9/9(木) |
【去年参加したお友達の感想】
・商品を売ったりするのが難しかったけど楽しかった!( 小5女子)
・お客さんが来る前は緊張したけど、本番になったら楽しくなってきました。(小4男子)
・覚えることがたくさんあって疲れたけど、特にクロークが楽しかったです。(小4女子)
Interview 林家たい平の親子寄席
明るく華やかな高座と誠実な人柄がにじみ出るトークで幅広い人気を得る落語家、林家たい平さん。
三鷹では寄席井心亭への出演や星のホールでの独演会に加え今年で11年目となる“親子向け落語会”に5回目の出演をされるたい平さんにお話を伺いました。
落語との出会い
子どもの頃には見たことなかったんです。それこそ落語家はテレビの『笑点』の中にいる人、という感じで。高校の文化祭で、落語研究会の後輩に呼ばれて、“ビートあきら”という名前で学校の先生の物まねをやったことはありましたけど。当時はビートたけしさんなどの漫才ブームで…。大学(武蔵野美術大学)に入ったら美大なのに落語研究会があって、ちょうど通りかかったら、先輩達から新入生が一人もいなくてつぶれそうという寂しい話を聞いて、すごくいい方達だったので「この人達を救えるなら」と思って入ったんです(笑)。その後、仲間を10人以上増やして隆盛期を築きました。でも、僕は入っても落語にあまり興味がなく、主に漫才をやっていたんですけどね。
落語の道へ進むきっかけ
3年生の時にアパートで大学の課題の絵を描いている時に、ラジオから先代の柳家小さん師匠の「粗忽長屋」が流れてきたんです。それがものすごく楽しくて「こんなに素晴らしい芸があるのか」と衝撃を受けて…。それまでメチャクチャな落語をやっていた自分が打ちのめされる思いでした。それで4年生の時に落語家になろうかどうしようか真剣に悩みました。学科は視覚伝達デザイン学科というもので商業デザインの方に進むのが普通なんですが…。その後『笑点』を毎週見たりして考えているうちに、林家こん平師匠の迫力と人を喜ばせようという熱いものが伝わって来て、この人の弟子になれたらいいなぁ、と思うようになりました。後に美大ということでこん平一門のポスターのデザインのお手伝いをする機会があり、この一門の自由な芸風というのにも惹かれて… それで卒業後にこん平師匠の所で1年間行儀見習いをやって、1年後に入門を許されたのです。
お互いに発見し合える、それが親子寄席の魅力
実際に親子寄席をやってみると、想像以上に子ども達の感性が伸びやかで、こんな風に感じる、こんな反応があるのかという発見や気付きがありました。昔の寄席の録音を聞くと、落語に子ども達の笑い声が入っていたりして、そういうのが理想だと思うんですよね。今の娯楽は「これは大人向け」「これは子ども向け」と区切られているものが多くてもったいないと思います。寄席は本来おじいちゃんから子どもまでがいて、おじいちゃん、お父さんお母さん、子どもの笑っている部分が皆違う。それを感じながら、子どもは「どうしてここで笑うんだろう」とか「早く一緒に笑えるくらい大きくなりたい」とか、大人に対する憧れみたいなものが芽生えたりして来るものだったと思うんです。親から見ても子どもが「こういうところを理解して笑っている」と気付くことで「成長したな」と思ったりして、お互いの気持ちが通い合う、それが親子寄席の醍醐味だと思います。
今の時代だからこそ、子どもたちに──
今の時代はテレビのように情報がたくさん入って来る「受身」のメディアが多いですよね。でも落語は受身だけでは楽しめない、自分から入っていって自分の世界を頭の中に作って遊ぶ世界で、今こそ子ども達に養ってほしい「想像力」や「創造力」が磨かれるのが落語であると思います。途中、忙しくて中・高・大学と聴かなくなるかもしれません。でもその子どもが大人になって社会に出ていろんなことがある、恋に破れたり… そんな時「この気持ちはどこで解消されるのかな? コンサート? 映画? …あっ、落語があった。」という選択肢があるだけで人生が豊かになると思うんです。実際僕は大学で落語に出会って人生が豊かになった。だからこそ、子ども達には早い時期に落語に出会ってほしいと願っています。
お客様へのメッセージ…
ちょうど自分の子どもが幼稚園の時に三鷹で始まったのが、ゼロ歳から入場OKの回でした。毎日忙しいお母さんお父さん達に笑顔になってもらえるのが嬉しいですね。赤ちゃんを別の部屋で預かるのでなく、一緒に同じ空気感で楽しんでもらうという所がいいですし、子ども達にも扇子で食べるしぐさなど、後でまねして遊んでもらえるとうれしいですね。
1月30日には独演会もさせていただきますが、毎年来て下さるお客様もいらっしゃって、本当にありがたいことです。成長していく姿を見ていただきたいので自分の精進を欠かさないようにしていかなくてはと思っております。
林家たい平オフィシャルウェブサイト
たい平さんのブログでは3人のお子さんの父親であるプライベートな一面も垣間見ることができます。
→http://hayashiya-taihei.com