どんな役どころも軽妙洒脱に演じきり、抜群の間で笑いをさらっていった森繁久彌。
惜しまれつつこの世を去った才人の、流れに逆らわぬ熟達した演技を、ぜひもう一度。
[チケット発売日] 会員10/14(木) 一般10/15(金)
2010年11月6日(土) 昼の部11:00 夜の部16:00開演
森繁久彌『社長太平記』『夫婦善哉』
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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森繁久彌
1913年大阪の生まれ。47年、衣笠貞之助監督『女優』に端役で映画初出演。「社長」「駅前」「次郎長」シリーズ等に出演。09年死去。死後、国民栄誉賞が贈られた。
『社長太平記』(1959年 / 95分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社昼の部11:00〜12:35 夜の部16:00〜17:35
【監 督】 | 松林宗恵 |
【出 演】 | 森繁久彌、小林桂樹、加東大介 ほか |
婦人下着メーカー社長の牧田(森繁)と、大森専務(小林)、朝日奈課長(加東)は、戦時中は、加東が艦長、小林は兵曹、森繁は一兵卒で立場が逆だった仲。勤務中、折に触れて立場が戦時中に戻ってしまう3人組のドタバタ奮闘記。森繁の絶妙の間とぼやきが小気味良い。
『夫婦善哉』(1955年 / 121分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社昼の部13:05〜15:06 夜の部18:05〜20:06
【監 督】 | 豊田四郎 | 【原 作】 | 織田作之助 |
【出 演】 | 森繁久彌、淡島千景、司 葉子 ほか |
大阪の化粧品問屋の辰吉(森繁)は、芸者の蝶子(淡島)と駆け落ちし勘当される。若旦那の日々を忘れられない遊び人の辰吉を、蝶子は懸命に支えるがついに…。嘘と甘えではぐらかし続ける辰吉と、面倒見の良い蝶子の掛け合いを、舞い散る淡雪が優しく包み込む。