日本映画の黄金時代を支えた男優達が、月替わりで、星のホールに登場します。
そのたたずまい、声の響き、熱いまなざしが、変わらない輝きを放つ──
そんな男達の光と影に彩られた、胸高鳴るひと時。
その姿を、ぜひ大きなスクリーンで、お楽しみください。
[チケット発売日] 会員4/22(木) 一般4/23(金)
2010年 5月29日(土) 昼の部11:00 夜の部16:30開演
佐田啓二『君の名は 第一部』『喜びも悲しみも幾歳月』
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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佐田啓二
1926年京都の生まれ。47年木下惠介監督『不死鳥』にてデビュー。高橋貞二、鶴田浩二と共に「松竹の青春三羽烏」と呼ばれる。『秋刀魚の味』などに出演。64年死去。
運命の人と“すれ違い”続ける伝説のメロドラマと、四半世紀“寄り添い”続けた夫婦愛の物語。 夭折した二枚目・佐田啓二の、その代名詞とも言える2作品を、ご堪能ください。
『君の名は 第一部』(1953年 / 127分 / 白黒 / 松竹)
©1953松竹株式会社昼の部11:00〜13:07 夜の部16:30〜18:37
【監 督】 | 大庭秀雄 |
【原 作】 | 菊田一夫 |
【出 演】 | 佐田啓二、岸 恵子、淡島千景 ほか |
東京大空襲の夜、数寄屋橋の上で出会ったふたりは、半年後の再会を約束し、名も知らぬまま別れる。約束の夜、男は女を待つが…。原作のラジオドラマは、番組が始まると銭湯の女湯が空になると言われた超人気作。本作で佐田は一躍トップスター入りを果たした。
『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年 / 160分 / カラー / 松竹)
©1957松竹株式会社昼の部13:30〜16:10 夜の部19:00〜21:40
【監督・原作・脚本】 | 木下惠介 |
【出 演】 | 佐田啓二、高峰秀子、田村高廣 ほか |
激動の昭和初期、北は根室から南は長崎の五島列島まで、灯台守として日本各地を転々としながら生き抜いた夫婦の、厳しくも愛に満ちた25年間の物語。実際に雑誌に掲載された灯台守の妻の手記から題材を得て、木下惠介自らが脚本を執筆。主題歌も大流行した。