ショパンが友人、父の死を乗り越えて綴った、名曲の数々。
©Eiji Kikuchi
[チケット発売日] 会員12/8(火) 一般12/11(金)
2010年 4月30日(金) 19:15開演
【全席指定】 | 会員3,500円 一般4,000円 学生2,000円 |
500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで) *未就学児は入場できません。 |
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【出 演】 | 横山幸雄 |
【曲 目】 | ノクターンop.55 マズルカop.56 スケルツォ第4番op.54 子守唄op.57 ソナタ第3番op.58 |
【サイト情報】 | 横山幸雄 ウェブサイト http://yokoyamayukio.net/ |
2008年からスタートした全8回シリーズの「ショパン・プロジェクト」。
いよいよショパン生誕200年に当たる2010年に突入しクライマックスを迎えます。第7回は、1842年から1844年、ショパンが32歳から34歳のときに書いた作品をお贈りします。
当時、ショパンはノアンとパリの2か所を活動拠点にし、決して良い健康状態とは言えませんでしたが、作曲やレッスンを精力的に行っていました。そのような中、1842年友人のヤン・マトゥシニスキが亡くなり、この死はショパンに強い衝撃を与えます。また、1843年冬頃から次第にショパンの病状は悪化し始め、一時は重態に陥りますが、翌年の春になってやっと病状が回復します。しかし、5月父の死の知らせを受け取り、再び深い絶望に陥ります。精神的に辛い日々を過ごす中、ショパンを訪ねて姉のルドヴィカがパリを訪れ、二人は14年ぶりの再会を果たします。この時期に生み出されたのが重厚かつ壮大なスケールで描かれた「ソナタ第3番」、4曲作曲されたスケルツォの中で唯一長調で書かれ、力強ささえ感じる「スケルツォ第4番」です。
横山幸雄とショパン、二人のピアニストの時空を超えた対話を、連続してお聴きくださっている方はもちろん、今回が初めてという方もどうぞお聴き逃しなく。