日本映画の黄金時代を支えた男優達が、月替わりで、星のホールに登場します。
そのたたずまい、声の響き、熱いまなざしが、変わらない輝きを放つ──
そんな男達の光と影に彩られた、胸高鳴るひと時。
その姿を、ぜひ大きなスクリーンで、お楽しみください。
[チケット発売日] 会員4/8(木) 一般4/9(金)
2010年 4月24日(土) 昼の部11:00 夜の部16:00開演
森 雅之『雨月物語』『浮雲』
【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 | |
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森 雅之
1911年北海道の生まれ。父は作家の有島武郎。42年、島津保次郎監督『母の地図』にてデビュー。『羅生門』『白痴』『雨月物語』『浮雲』などに出演。73年死去。
欲に駆られた男や、その場しのぎで女にだらしのない男...
男の業に色気を忍ばせる森雅之の代表作2本を上映!
『雨月物語』(1953年 / 97分 / 白黒 / 角川)
©角川映画株式会社昼の部11:00〜12:37 夜の部16:00〜17:37
【監 督】 | 溝口健二 |
【原 作】 | 上田秋成 |
【出 演】 | 森 雅之、京 マチ子、水戸光子 ほか |
戦国の世というリアルな世界から、幽玄漂う夢かうつつかも知れぬ世界においてまで、色欲、出世欲、金銭欲に駆られ続けた男の顛末を、森雅之がねっとりと生き映す。’53年のヴェネチア国際映画祭銀獅子賞をはじめ数々の受賞に輝いた、溝口監督の大作。
『浮雲』(1955年 / 124分 / 白黒 / 東宝)
©東宝株式会社昼の部13:05〜15:09 夜の部18:05〜20:09
【監 督】 | 成瀬巳喜男 |
【原 作】 | 林 芙美子 |
【出 演】 | 森 雅之、高峰秀子、岡田茉莉子 ほか |
富岡(森)は戦時中に駐留先で知り合ったゆき子(高峰)と深い関係になるが、戦後、自宅まで訪ねてきた彼女に…。森雅之が持ち前のスマートさを脱ぎ捨て、根はまじめだが運が無く、女にだらしない男を演じ切り、懸命に生きるゆき子の人生に執拗に絡みついていく。