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難波薫 フルート・リサイタル

難波薫+沼尻竜典
[左] ©粟井理紗子  [右] ©三浦興一

[チケット発売日] 会員5/28(木) 一般6/4(木)

2009年 9月15日(火) 11:30開演(終演12:30・休憩なし)

【全席指定】 会員=1,000円 一般=1,500円
託児サービス 500円、対象:1歳~未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
*未就学児は入場できません。
*ポワローでのランチをご予約のお客さまは、託児サービスを終演後1時間30分延長いたします。お子さまには軽食(別途500円・要予約)のご用意もございます。
【出 演】 フルート:難波薫(なんばかおる) ピアノ:沼尻竜典
【曲 目】 フォーレ / ファンタジー、シチリアーノ
ビゼー / アルルの女より「メヌエット」
マスネ / 初見用小品(1881年、1887年)
ドップラー / ハンガリー田園幻想曲 ほか

明るく伸び伸びとした音色で聴衆を魅了する、難波薫のフルートの音色を1時間じっくり味わってみませんか?

現在、日本フィルハーモニー交響楽団で活躍する難波薫と、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ指揮者でピアニストとしても逸材の沼尻竜典。2006年に発売されたCD「フルート・レボリューション」でも共演し、話題となった二人の絶妙なアンサンブルとトークをお楽しみください。

彼女がフルートを始めたのは小学校5年生の時。「メロディーを歌うことの楽しさを知り、音楽の楽しさを知った」と語る彼女が選んだのは、ランチタイムにふさわしい、明るく親しみやすいプログラムです。

ランチタイム・コンサート

Interview 難波 薫 インタビュー

難波 薫
難波 薫
現在、日本フィルハーモニー交響楽団の団員としても活躍する難波さんは、桐朋学園大学在学中から様々なコンクールで入賞を重ね、首席で卒業。2006年に発表されたCD「フルート・レボリューション」では、バロック時代から武満徹までの隠れた名作や新曲を取り上げ、その斬新な選曲とピアノの沼尻竜典さんとの競演が、フルート界に「革命」を巻き起こしました。この二人が再び風のホールで出会い、今後はどんな演奏が生まれるのか…? 今、最も注目されるフルート奏者、難波薫さんにお話を伺いました。

──2006年に発表されたアルバムで沼尻さんと共演されたいきさつを教えていただけますか?

 沼尻さんは大学の先輩なので、初めて指揮をしていただいたのは桐朋の学生オーケストラでした。「指示が的確で頭が良い」という印象で、厳しいけれど楽しかったのを覚えています。
 CDのピアノをどなたにお願いしようか、という話が出た頃、ちょうど私はトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズに参加させていただいていて、実はこの時初めて沼尻さんとお話できたのですが、普段のお話も、歯に衣着せぬ感じというか、言葉に嘘がなくて楽しい方でした。
 事務局の方と「沼尻さん(の指揮)が好き」という雑談をしていたら、ピアニストをお願いしてみよう、とオファーしてくださり、実現したのです。それまで挨拶くらいしかしたことがなかったのに、よく引き受けてくださったと思います。

──その沼尻さんと、共演してみていかがでしょうか?

 思ったとおりでした。ピアノの名手としても知られていますが、ひっぱってくれながら乗せてくれる、ピアニストでありながら指揮者だな、という感じです。

──今回はどんなコンサートにしたいとお考えですか?

 フルートのコンサートということではなく、デュオを前面に出した選曲をしたいと思っています。それと、ランチタイムですので聴きやすいものや明るいものがいいかな、と。普段はクールな沼尻さんの別の一面も引き出すことができれば最高だと思いますが(笑)。

──トークは入りますか?

 そうですね。きっとお話が上手な沼尻さんがリードしてくださると思います(笑)。

──フルートを始めたのは、テレビで見てやりたくなったからだそうですね。

難波 薫
難波 薫
 そうなんです。小学校5年の時に、「横に構えた姿がカッコいい」と思って始めました。それまで習っていたピアノとは違って単旋律となり、メロディを歌うことの楽しさを知って、音楽の楽しさを再認識することができました。

──オーケストラとソロの魅力の違いはどんなところでしょうか?

 オケの場合、ハーモニーを作ったり、セカンドを吹く時は、ファーストを支える喜びがあります。何より、違う楽器と一緒に演奏することで、可能性や想像力の幅が広がります。それに、フルートの曲が少ないロマン派に触れられるのも魅力のひとつです。ソロは自己表現の場というか、自分で「こうしたい」と思う部分を出せる場所、という感じでしょうか。双方経験することで、自分の音楽が立体的になっていけばいいな、と思います。

──昨年11月にお嬢さんを出産されたばかりなのですね。

 ええ。出産の前後で100日休んで演奏活動を再開しました。復帰後は勘も鈍っていて、まともに吹けなかったのですが、だんだん感覚が戻って来ました。親になったことで、人間的に大きくなって音楽にも深みが出ればいいな、と思います。色気とか艶やかさも…(笑)。

──今後の目標についてお聞かせいただけますか?

 目標は恩師でもある新日本フィルハーモニー交響楽団の白尾彰先生です。先生のように、暖かくて、一音出しただけで世界に引き込まれてしまう、魅力のあるフルーティストになりたいと思っています。

(2009年4月8日 三鷹市内にて)

公演詳細へ

三鷹市芸術文化センター
風のホール

〒181-0012
東京都三鷹市上連雀6-12-14
0422-47-5122 (チケットカウンター)
0422-47-9100 (施設受付・事務局)
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