優れた演出で数々の名優・スターとともに大ヒット作を生み出し、生涯で260本以上もの作品を手掛けた名匠マキノ雅弘。
股旅、色恋、次郎長ものから、ミステリーにミュージカルまで、数え切れない名作の中から22本を上映します!
[チケット発売日] 会員4/9(木) 一般4/10(金)
2009年 5月 9日(土) 昼の部11:00 夜の部16:00開演
『弥次喜多道中記』『鴛鴦歌合戦』【全席指定】 | 各回 会員=900円 一般=1,000円 学生=800円 各回2本立/昼夜入替制/途中休憩あり |
*未就学児は入場できません。 |
片岡千恵蔵見参し、長谷川一夫が山田五十鈴をからかえば、とぼけるエノケン笑劇王
鶴田浩二が舞い戻り、森繁久彌の石松に付ける薬はなけれども、久慈あさみ振る壺の中、祈る越路吹雪の香りにさそわれて、志村喬の美声が響く、銀幕賑やかマキノ映画の名作数々。歌い踊って、仲良く喧嘩、切った仁義と涙の別れ、祭囃子に名調子。
まわるまわるマキノの御輿、あれもこれものあふれる傑作、今ここ、この時にご覧あれ!
『弥次喜多道中記』(1938年 / 96分 / 白黒 / 日活)
©日活株式会社昼の部11:00-12:36 夜の部16:00-17:36
【監督】 | マキノ正博 |
【脚本】 | 本城英太郎(小国英雄) |
【出演】 | 片岡千恵蔵、杉狂児、楠木繁夫、ディック・ミネ、志村喬、美ち奴 |
ひょんな事から出会った遠山の金さん(片岡)と、鼠小僧(杉)が、お互いの素性を知らぬまま、弥次喜多に間違えられながら東海道を旅する道中もの。本物の弥次さん喜多さんに扮する楠木やディック、旅芝居一座の座頭・美ち奴、他にも服部富子らの歌がちりばめられた、小唄映画の傑作。
『鴛鴦歌合戦』(1939年 / 69分 / 白黒 / 日活)
©日活株式会社昼の部13:05-14:14 夜の部18:05-19:14
【監督】 | マキノ正博 |
【脚本】 | 江戸川浩二(マキノ正博) |
【出演】 | 片岡千恵蔵、志村喬、ディック・ミネ、市川春代、服部富子、 深水藤子、香川良介 |
傘張り浪人の父(志村)を持つお春(市川)は、浪人浅井(片岡)に心を寄せる。富商の娘おとみ(服部)や、許嫁の藤尾(深水)との縁談話などで、行方知らずの恋の物語を、華やかに明るく歌・歌・歌で一気に押し流す、本邦初と言われるオペレッタ時代劇は、志村喬の美声も味わえる、幸福感あふれる作品。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品