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KEIJI USAMI Cosmology of Paintings |
2001年9月15日(土)〜10月28日(日) |
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【休 館 日】 |
月曜日・9月25日(火)・10月9日(火)
〈9月24日・10月8日は開館〉 |
【開館時間】 |
10:00〜20:00〈入館は19:30まで〉 |
【観 覧 料】 |
一般500円 学生(中・高・大)300円 |
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65歳以上、小学生以下、及び障害者手帳をお持ちの方は無料 |
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20名以上の団体(一般)は2割引 |
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割引入場券(一般入場料500円が400円に)もご利用ください。 |
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≪建物・反建物・めぐり8≫1958年 23.5×34.5cm/水彩、紙 |

≪最後の大阪≫1959年 90.9×116.7cm/油彩、カンヴァス |

≪レイチェル≫1965年 185.0×135.0cm/油彩、カンヴァス 三鷹市美術ギャラリー蔵 |

≪人体3≫1958年 72.0×61.0cm/油彩、カンヴァス |
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宇佐美圭司(1940年、大阪府生まれ)は1960年代から一貫して「新たな絵画の可能性」を追求し続けてきた画家です。人体や風景から制作を始めた宇佐美は、うねるような形象が複雑にせめぎ合う表現を経て、やがて画面はほぼ白一色におおわれた作品へと到達しました。その中から見出された人間の形は、1965年のロサンジェルス、ワッツ地区の黒人暴動をとらえた1枚の報道写真から取り出された「たじろぐ人、かがみこむ人、走りくる人、投石する人」という4つの人型にいたります。それらをさまざまに関係づける独自の画面構成は、強固な方法論に基づき、しなやかな筆触によって現代芸術の困難と対峙し続けるものです。 |
人類にとっての芸術の意味を画面において問い返すことで、画家は21世紀を切り開こうとする挑戦の過程にあります。本展覧会は、そうした宇佐美圭司の出発点である、未発表の初期ドローイングから最新作までの、思考と表現の歩みを検証することを目指すものです。 |
なお本展は、作家が少年期を過ごした和歌山(和歌山県立近代美術館)、長らく活動の拠点であった東京(三鷹市美術ギャラリー)、近年生活と制作の地となった福井(福井県立美術館)の美術館3館により企画、展観されます。会場ごとに展示構成を変え、多様な作品群を異なった視点から紹介します。 |
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≪路上の英雄 No.2≫1966年 185.0×270.0cm/油彩、カンヴァス |
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≪Profile No.5≫1973-74年 74.5×55.3cm/シルクスクリーン、紙 三鷹市美術ギャラリー蔵 |
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≪水軍≫ (100枚のドローイング No.50)1980年
106.8×78.6cm/ドローイング セゾン現代美術館蔵 |
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★ 関連企画:講演会 |
【日 時】 |
9月15日(土) 午後2時 |
【場 所】 |
三鷹市芸術文化センターB1F アートスタジオ |
【講 師】 |
宇佐美圭司氏(画家) |
【テーマ】 |
「21世紀の闇と光に」 |
【定 員】 |
100名(要予約) <無料> |
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画家自身が1950年代後半から現在に至る画業を振り返り、それを20世紀に重ね合わせることで見えてくる21世紀の自己と世界の展望を語ります。 |
【申込方法】 |
前日までに三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へお電話でお申し込みください。
*展覧会場と講演会会場とは異なりますのでご注意ください。 |
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≪二都物語≫1986年 139.9×259.1cm/油彩、カンヴァス |

≪切断の内側に空が≫1987年 194.0×162.0cm 油彩、カンヴァス 三鷹市美術ギャラリー蔵 |

≪身体が砂岩のようなもろさで No.2≫1996年 193.9×130.3cm 油彩、カンヴァス |
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★ 関連企画:公開対談 |
【日 時】 |
9月27日(木) 午後6時 |
【場 所】 |
三鷹市芸術文化センター1F 星のホール |
【出席者】 |
宇佐美圭司氏(画家)
西谷修氏(東京外国語大学教授 思想文化論)
美術ギャラリー学芸員 |
【テーマ】 |
「いくつもの時間(とき)がふりそそぐなかで」 |
【定 員】 |
250名(要予約) <無料> |
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近著『世界史の臨界』(岩波書店 2000年12月)等において、「世界史」と西洋的諸価値との関係性を根源的に問い直しつつある西谷氏と、西洋美術史と対峙することでその束縛から新たな地平に踏み出そうとする宇佐美氏とが、21世紀世界の多元的な可能性のありようについて語り合います。 |
【申込方法】 |
前日までに三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へお電話でお申し込みください。
*展覧会場と講演会会場とは異なりますのでご注意ください。 |
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≪空の奥に山の相貌≫2001年 218.2×290.9cm/油彩、カンヴァス |

≪山々は難破した船に似て≫2001年 878.0×132.0cm/ドローイング |
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