タイトル


横尾忠則 寺岡政美 立石大河亞 篠原有司男 靉嘔


 江戸時代、庶民芸術の華・浮世絵が誕生し、歌麿、北斎、広重などといった浮世絵師達が多くの傑出した作品を生みだしました。現在、私たちはこれらの作品を展覧会や雑誌で目にする以外にも、引用や加工を経て新しい作品として生まれ変わった浮世絵に接しています。今回の展覧会は、浮世絵に触発された5人の作家の作品を通し、江戸時代から遠く離れた現代にあって、「浮世絵」がいかなる意味を持ちうるかを考えてゆこうとするものです。
 引用や剽窃は当時の浮世絵の世界では常套的にもちいられていましたが、時代を超え再び原典である文脈から切り離されて、様々な意味や価値を帯びながら展開してゆく浮世絵には、私たちの想像性をかきたてる力があふれています。出品作家それぞれと「浮世絵」との関係を検証しながら、56点の作品を紹介します。


休 館 日月曜日(11月24日は開館)、11月25日(火)
開館時間午前10時〜午後8時(入館は7時30分まで)
観 覧 料一般 600円、学生(大・高・中) 400円
主  催三鷹市美術ギャラリー

●関連シンポジウム(聴講無料)
「浮世絵の引用と現代美術」
出 席小林 忠(学習院大学教授・近世美術史)
峯村敏明(多摩美術大学教授・現代美術)
会 場三鷹市芸術文化センター 星のホール
日 時97年11月15日(土) 14:00−16:00
定 員250名

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