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安斎重男、池田満寿夫、石川順恵、磯辺行久、磯見輝夫、井田照一、井上長三郎、上前智佑、榎倉康二、 大畠裕、大森運夫、大矢雅章、岡村桂三郎、オノデラユキ、郭徳俊、梶喜一、片岡球子、桂ゆき、加藤泉、 加納光於、河口龍夫、河原朝生、川俣正、菊地武彦、北籔和夫、木村光佑、草間彌生、鞍掛徳麿、黒崎彰、 黒崎俊雄、桑原正彦、桑山忠明、合田佐和子、合田ノブヨ、小嶋悠司、小松均、小山正太郎一派、斉藤智、 斎籐隆、斉藤嗣火、坂本善三、佐熊桂一郎、ラインハルト・サビエ、塩川文麟、塩見暉夫、清水登之、 白井昭子、白木昭一、末松正樹、菅木志雄、須田剋太、関根伸夫、千崎千恵夫、高島野十郎、多賀新、 高橋克之、高松次郎、高山徹、高山登、竹田和子、辰野登恵子、館勝生、田中田鶴子、中川幸夫、 中西夏之、中林忠良、中原浩大、中村宏、野田哲也、浜田浄、半田強、彦坂尚嘉、日和崎尊夫、 伝・藤田嗣治、古沢岩美、星野眞吾、堀尾貞治、堀浩哉、眞板雅文、間島領一、増田誠、松谷武判、 松本旻、三上誠、三島喜美代、アンリ・ミショー、向井潤吉、村井督侍、杢田たけを、森光子、森野真弓、 森村泰昌、森山知己、八木岡春山(別号 牧庵)、山下菊二、山本弘、吉原芳仙、李禹煥、和田賢一 |
本展覧会では、ある一人の美術愛好家が収集した作品134点を紹介します。 | |
彼は特に専門の美術教育を受けたわけではありません。就職の後外勤を担当し、多くの顧客と接するなかで絵画愛好家や熱心な美術コレクターとの出会いがありました。それが美術に関心を持ち、作品の収集を始めるきっかけとなります。当初日本画から始まったコレクションは版画作品へと移行し、現代版画の収集を通して同時代の美術を体験的に学んでいくことになります。その後コレクションの対象は徐々に広がり、ジャンルを特定せず「自分の琴線に触れたもの」を集めるという方針に収束しました。 | |
サラリーマンとしての経済的な事情もあり、その対象の大半は同時代の作品です。個展会場での出会いがすべてと言ってもよいかもしれません。そのように収集された作品は三十数年の間に1000点を超える数となりました。 | |
作家への精神的経済的な援助の意味合いがあったとしても、一サラリーマンである彼がなぜこれほどたくさんの作品を収集できたのでしょうか。それは、「見る」ということが、彼にとっては単に「見る」だけのことではなく、「見る」+「収集」の意味があったからではないでしょうか。言い換えれば、収集が鑑賞の一部になっていたということです。 | |
ですからそのコレクションには、手元に持っていたいとか、好きな作家だからといった意味だけではなく、より本質的な意義があるように思われます。ここには抽象/具象といった区別も、わかる/わからないという思い込みもありません。一人のコレクターがすべてを同じ視線で見つめ、身体全体で「鑑賞」した結果なのです。 | |
こうしたコレクションの展覧を通じて、みなさまの心に響く作品との出会いやそのきっかけの場をご提供できれば幸いです。 |
![]() 桑原正彦(無題) 1999年 73.0×54.0cm アクリル 紙 |
![]() 松本旻「モード(B)」 1967年 46.0×43.0cm 木版 紙 |
![]() 塩見暉夫「荒畑寒村像」 1931年 41.2×31.2cm 油彩 カンヴァス |
![]() 梶 喜一「鯉」 1979年頃 31.0×40.0cm 紙本着彩 |
![]() 森村泰昌「スローターキャビネット」より 1993年 38.5×47.0cm 写真 |
![]() 片岡球子/冬の富士/1965年前後 |
![]() 小松均/戦禍之街/1938年 |
![]() 半田強/葱坊主/1979年 |
![]() 高島野十郎/青いリンゴ/1953年 |
![]() 李禹煥/平面−3/1982年 |
![]() 草間彌生/南瓜/1983年 |
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