ジェノバ市立キヨッソーネ東洋美術館所蔵 浮世絵展

エドアルト・キヨッソーネ(1833-89)

東洲斎写楽
「初代松本米三郎の化粧坂少将
   実は松下造酒之進娘しのぶ」
次回予告
2002年2月21日(木)〜3月29日(金)
【休 館 日】 月曜日
 【開館時間】 10:00〜20:00〈入館は19:30まで〉
【観 覧 料】 一般800円 学生(中・高・大)500円
65歳以上、小学生以下、及び障害者手帳をお持ちの方は無料
20名以上の団体(一般)は2割引
【出品作家】 菱川師宣、宮川長春、鳥居清信、奥村政信、鳥居清満、鈴木春信、
磯田湖龍斎、一筆斎文調、勝川春章、鳥居清長、東洲斎写楽、
喜多川歌麿、鳥文斎栄之、葛飾北斎、歌川豊春、歌川広重、歌川豊国、
菊川英山、渓斎英泉、歌川国政、歌川国貞、歌川国芳 ほか
【主 催】 三鷹市美術ギャラリー、ジェノバ市、キヨッソーネ東洋美術館
【後 援】 イタリア大使館、「日本におけるイタリア2001年」財団
【協 賛】 アリタリア航空

 ジェノバ出身の彫刻師エドアルド・キヨッソーネ(1833-98)は、1875年大蔵省紙幣寮(のちの内閣印刷局)の求めに応じて、日本の地を踏みました。当時、日本の近代化を推進していた明治政府は外国から優れた技術者を「お雇い外国人」として招いており、キヨッソーネもその一人でした。欧州で先進の紙幣印刷技術に携わってきたキヨッソーネは、紙幣・切手・証券等の製版をはじめ本格的な印刷技術を指導するとともに、すぐれた銅版画家として政府要人の肖像画を手がけ、日本近代印刷技術の礎を築きます。
 キヨッソーネの日本滞在は24年にわたり、ついに祖国イタリアへ戻ることなく日本で生涯を終えますが、その間に日本美術に触発され約15,000点余りの美術品を収集するに至ります。なかでも浮世絵のコレクションは4,000点におよび、コレクションのなかでも最も充実したジャンルを形成し世界有数の浮世絵コレクションとして知られています。現在はジェノバ市立キヨッソーネ東洋美術館が所蔵するそれらの作品のなかから、今回は肉筆画40点、版画作品110点をご紹介いたします。

関連講座:「キヨッソーネと浮世絵」(予定)
【日 時】 2002(平成14)年2月23日(土)午後2時〜
【講 師】 別役恭子(大阪国際女子大学教授)
関連講座:「日本近代紙幣の誕生-お雇い外国人キヨッソーネ-」(予定)
【日 時】 2002(平成14)年3月17日(日)午後2時〜
【講 師】 植村 峻(紙幣評論家・お札と切手の博物館顧問)
【会 場】 三鷹市芸術文化センター 2F 会議室
【参加費】 無料
【定 員】 50名 要電話予約:0422-47-5122(前日までにお申し込みください)

ギャラリートーク:当館学芸員による展示ガイド
【日 時】 2002(平成14)年2月27日(水)午後2時〜
2002(平成14)年3月13日(水)午後2時〜
2002(平成14)年3月23日(土)午後2時〜
【講 師】 別役恭子(大阪国際女子大学教授)
【参加費】 無料(但し観覧料が必要です)
*参加ご希望の方は、当日、ギャラリー受付付近に集合してください。

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