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【会 期】 |
2006年7月26日(水)〜8月26日(土) |
【観覧時間】 |
10:00〜18:00 |
【休館日】 |
月曜日 |
【企画名】 |
郭徳俊「大統領と郭」展 |
【観覧料】 |
入場無料 |
【会 場】 |
三鷹市美術ギャラリー 第3展示室 |
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1937年京都に生れた郭徳俊(Kwak Duck-Jun)は、一貫して私と世界との連関を問う作品を発表してきました。それはときにユーモラスに、ときにナンセンスに見える外観を呈しながらも、あくまでもこの歴史的現実世界に徹し切るという姿勢に貫かれています。 |
フォードからブッシュ(子)に至るアメリカ合衆国大統領と郭自らの顔を合成した本シリーズは、有名性と無名性、権力と非権力が相殺され、ただ何者でもない「顔」がそこに残るという字義通りのナンセンスに見えます。しかし、真一文字に結ばれたその口元を見ると、郭の対峙しているものが単なる一国の大統領ではないことがわかります。それは世界と呼べば呼び得る。むしろ単なる一人のアーティストが、世界に無言で呼びかけている図であるといえます。その呼びかけに私たちの世界はいかように答えるのか、郭は繰り返し呼びかけています。 |
本展では、現在までに制作された同シリーズの版画作品9点に加えて、大判の写真作品をご紹介します。 |
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《ブッシュ2001 II と郭》 2005年 |
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《クリントン II と郭》 1997年 |
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《レーガン II と郭》 1985年 |
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