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【会 期】 2006年4月15日(土)〜5月28日(日) *終了しています
 【観覧時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【休館日】 月曜日
【企画名】 詩人の眼−大岡信コレクション展
【観覧料】 会員480円・一般600円・学生(高・大)300円 →割引入場券
*65歳以上、中学生以下及び障害者手帳等をお持ちの方は無料
*20人以上の団体(一般)は2割引き
【主 催】 (財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー、朝日新聞社
大岡信(おおおかまこと)(1931〜) は1979年より朝日新聞に「折々のうた」を連載し、その名は詩に関わる人間のみならず一般に広く知られています。その評価は高く、読売文学賞、菊池寛賞、国際交流基金賞、詩歌文学館賞、現代詩花椿賞、朝日賞、日本芸術院賞の各賞を受賞し、2003年には文化勲章を受章しています。
大岡はまた、詩人であると同時に1950年代後半からは美術評論家としても活動していました。
大岡が活躍を始めた60年代とは文学、音楽、美術がそれぞれの狭い垣根を外して立体的に交錯した時代でした。そのような中にあって大岡は国や分野をはるかに超え出てあらゆるジャンルの芸術家と出会い、幅広く交流し、互いに触発し合い時代の空気を共有してきたのです。そして数多くの共同制作をも生みだし、大岡の手元には400点を超える作品が残されてゆきます。
本展では大岡信コレクションの中から約150点を厳選し、初めて一般に公開します。
大岡信本人と、その周囲に集まった時代を彩る国内外の芸術家たちの多彩な活動を振り返るとともに、作品にまつわる思い出や制作のエピソードもあわせて紹介します。
【出品作家】 相沢常樹、ハンス・アルトゥング、安野光雅、井田照一、一柳慧、今井俊満、宇佐美圭司、宇佐美爽子、榎本和子、大築勇吏仁、岡田輝、クレス・オルデンバーグ、加藤楸邨、金子國義、加納光於、アレクサンダー・カルダー、清水九兵衛、クリスト、黒田征太郎、駒井哲郎、嶋田しづ、ジャスパー・ジョーンズ、菅井汲、曽宮一念、高橋秀、瀧口修造、多田美波、谷川晃一、丹阿弥丹波子、ジャン・ティンゲリー、東野芳明、利根山光人、中西夏之、野崎一良、萩原朔太郎、マリエル・バンクー、パブロ・ピカソ、ジャン・フォートリエ、福島秀子、藤松博、藤原雄、舩木研兒、サム・フランシス、ベルナール・ノエル、前田常作、三好達治、ジョアン・ミロ、本宮健史、安田侃、オディロン・ルドン、柿沼和夫

駒井哲郎
《蝕果実》 1960年

(大岡さんのコメント)
《蝕果実》は僕が持っている駒井さんの作品の中で
一番気に入っている作品。樹木のシリーズを経て、
ふくらみと豊かさのある感じがいいと思います。


菅井汲
《FORET AU SOLEIL》 1967年

(大岡さんのコメント)
新潮社の『現代美術に生きる伝統』(1972年刊)の表紙に使った絵《FORET AUSOLEIL》。好きな絵です。このころは一番画風がスカッとしていた時期です。


宇佐美圭司
《ホリゾント・朱土》 1997年頃

加納光於・大岡信
《アララットの船あるいは空の蜜》
1971-72年

加藤楸邨・大岡信
〔のんのんと〕 制作年不詳

嶋田しづ
《赤藍雲に乗って Riding on a summer cloud》 1985年

瀧口修造
〔MANRAY〕 1976年
谷川晃一
《VIRGIN SOIL》 1965年
〈 関 連 企 画 〉
開催記念対談「私と芸術−三鷹時代からの半世紀−」大岡信×大岡玲
 1957年から約15年間の三鷹在住時に交流を深めた作家や作品の数々について、長男で作家の玲氏と思い出を語ります。
  【日 時】 4月22日(土) 14:00〜
【会 場】 三鷹市芸術文化センター・星のホール ※展覧会場とは異なりますのでご注意ください。
【定 員】 250人 要電話予約0422-47-5122(受付は先着順) 参加無料
 
ワークショップ
 こどもアートクラブ「ことばを描こう!−コレクションしたことばのイメージを絵や立体にしよう−」
 展示作品の中からことばを集めて、体で表現したり、いろいろな材料で自由に作品を作ります。
 【日 時】 5月13日(土) 10:30〜12:30・5月14日(日) 10:30〜15:00
【会 場】 [1日目] 三鷹市美術ギャラリー [2日目] 三鷹市芸術文化センター・アートスタジオ
【定 員】 小学生20人 ※2日間とも参加可能な方
【参加費】 2,200円
 【応募方法】 往復はがきに 1)住所 2)氏名(ふりがな) 3)性別 4)学校名・学年
5)電話番号 6)どこから情報を得たのか 7)返信用はがき宛先(住所・氏名)をご記入のうえ、
〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー「ことばを描こう!」係 にお送りください。
【応募締切】 5月2日(火) 必着 *応募者多数の場合は抽選
 
☆ボランティア・ガイド募集☆
この展覧会で、来館者(主に小学生)と一緒に対話形式でギャラリートーク(1回30分程度)をしていただく無償ボランティア・ガイドを募集します。事前に同ギャラリー学芸員と講師による研修があります。作品に関する知識を説明する解説型ガイドではありませんので、未経験の方もお気軽にどうぞ。
 【対 象】 実施日は平日となりますので、平日参加可能な方で研修に参加できる方。
  【研修日】 4月19日(水) 10:30〜15:00
 【講 師】 NPO MAG-net (非営利団体マグネット)
【応募方法】 4月15日(必着) までに履歴書を三鷹市美術ギャラリーまで郵送または直接ご持参ください。
〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5階 三鷹市美術ギャラリー
【お問い合わせ】 三鷹市美術ギャラリー TEL:0422-79-0033

【会 期】 2006年6月10日(土)〜7月17日(月・祝)
 【観覧時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【休館日】 月曜日(7月17日は開館)
【企画名】 没後30年 高島野十郎展
【観覧料】 会員480円・一般600円・学生(高・大)300円 →割引入場券
*65歳以上、中学生以下及び障害者手帳等をお持ちの方は無料
*20人以上の団体(一般)は2割引き
【主 催】 (財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー、朝日新聞社
明治23(1890)年、福岡県久留米市の酒造家に生まれた島野十郎(たかしまやじゅうろう)は、東京帝国大学農科大学水産学科に学び、首席で卒業しました。しかし周囲の期待と嘱望された学究生活を投げ捨て、念願であった画家への道を選びます。以来、約4年間の滞欧生活をはさんで東京、久留米に居を構えながら主に個展を作品発表の場として画業を続けました。70歳を超えた1961年(昭和36年)からは都内・青山を離れ、千葉県柏市の田園のなかに質素なアトリエを建て、晴耕雨描とも言える生活を貫きました。世俗的な成功や名誉とはほど遠い位置で制作を続け1975年(昭和50年)、千葉県野田市の老人ホームで85歳の人生を閉じます。
島野十郎は果実や花を題材にした卓上静物をはじめ、信州や武蔵野、そして故郷の筑後地方や房総の風景を、いずれも写実的に、しかもきわめて微細かつ克明に描き出しました。特筆すべきは、彼の絵の写実性は対象の単なる再現性を超え、ときには対象の生命や息吹にまで至って、独自な輝きを発露させていることです。
島野十郎が静物画や風景画とともに描き続けてきたのが、火のともった蝋燭や月だけを描いた作品群です。これらの不思議な作品には、見る人の眼をそらさない強い求心力を感じさせるとともに、どこか宗教的感情を呼び起こしさえします。そこには、彼が若い頃から関心を寄せていた仏教への深い含蓄が含まれていると言われています。
「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」と、彼はある手紙に書いています。この真摯さは、なによりも「描くこと」への彼自身の執着のかたちであり、それはまた「描くこと」のひとつの根源のかたちを、いまもわたしたちに教えてくれています。
彼の遺した作品は没後、ようやく広く知られるようになり、その透明感をたたえた深い精神性と卓越した技量で、今日多くの人々を魅了し続けています。青年期から絶筆「睡蓮」までの約100点の作品、資料で野十郎の世界をご紹介します。

《蝋燭》
1934年頃 22.8×15.8cm

《すいれんの池》
1949年 89.0×129.9cm
福岡県立美術館

《満月》
1963年 60.6×50.0cm
東京大学医科学研究所

《絡子をかけたる自画像》
1920年 52.5×45.1cm
福岡県立美術館

《菜の花》
1965年頃 53.0×72.5cm
ブルーミング中西株式会社

《雨 法隆寺塔》
1965年頃 72.4×53.2cm
〈 関 連 企 画 〉
  【講 師】 西本匡伸(福岡県立美術館 学芸課長)
  【日 時】 7月9日(日) 14:00〜
【会 場】 三鷹市芸術文化センター地下1階 アートスタジオ
※展覧会場とは異なりますのでご注意ください。
※会場が会議室から変更となりました。
【聴講料】 無料 
 
 島野十郎さんの描いた絵の中から気に入ったものを選んでみよう!
 その絵のまわりを想像して、粘土やいろいろな材料で自分だけのミニチュア世界を作ってみませんか?
 【日 時】 7月2日(日) 10:30〜16:00(予定)
 【企画・進行】 非営利団体MAG-net(マグネット)
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センターB1F・アートスタジオ
【定 員】 小学生 20人
【参加費】 2,000円(材料費・税込み) ※バス代(110円)、昼食代(希望者のみ)は別途ご用意ください。
 【応募方法】 往復はがきに 1)住所 2)氏名(ふりがな) 3)性別 4)学校名・学年
5)電話番号 6)どこから情報を得たのか 7)返信用はがき宛先(住所・氏名)をご記入のうえ、
〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係 宛 にお送りください。
【応募締切】 6月23日(金) 必着 ※応募者多数の場合は抽選
 

公益財団法人 三鷹市芸術文化振興財団