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ミロシュ スペシャル・インタビュー

2013年7月14日、風のホールに初登場!ギター界に彗星のごとく現れた新星、ミロシュ。

2013年6月22日風のホール音楽・ホール担当(mamitalia)

★2011年春にクラシック音楽の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからデビューアルバム『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』をリリースするやいなや、世界中のクラシック部門でチャート第1位を獲得したミロシュ。今、ヨーロッパで話題沸騰中の注目ギタリストが、7月14日(日)に三鷹市芸術文化センター 風のホールでリサイタルを行います。
今回、プロモーションのためにTVやラジオ出演、取材が立て続けに行われるハードスケジュールの中、インタビューに応じてくださいました。

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ミロシュVOICE.jpg□■ミロシュ MILOŠ■□
モンテネグロ生まれ。
8歳でギターを始め、幼くして主要なコンサートに出演し、国内で広く知られる。
16歳で奨学金を得てロンドンの王立音楽院に入学。マイケル・ルーウィンのもとで勉学に励み、2004年6月、クラスの最年少にもかかわらず首席で卒業。さらに同音楽院修士課程で2年間研鑽を積み、卒業リサイタルで最優秀賞を得る。在学中は複数の財団からの支援を受けるほか、数多くのコンクールに優勝し、各地の音楽祭に出演。
2012年のグラモフォン・アワードでは「ヤング・アーティスト・オブ・ジ・イヤー」と「スペシャリスト・クラシカル・チャート」賞、さらにエコー・クラシック賞の新人賞(ギター部門)を受賞。独奏、室内楽、レコ-ディングの分野で幅広く活躍。
ダダリオのJ46の弦とグレッグ・スモールマンの07年製ギター(貸与)を使用している。2枚目のアルバム『ミロシュ~ラテンの哀愁』を2013年6月19日にリリース。
Website http://www.milosguitar.com
Facebook http://www.facebook.com/milosguitar


三鷹でのリサイタルに関する詳細は、こちらをご覧ください。
http://mitaka.jpn.org/ticket/1307140/
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□ミロシュさんは今回で4回目の来日ですね。 日本のコンサートにいらっしゃるお客様の印象をお聞かせいただけますか。
 プロモーションやツアーを含めて、今回は4回目の来日になります。今までもたくさん色々なことを経験してきましたけれども、今回はやはりホテルとコンサートホール以外のところで、もうちょっといろんな人間的な活動をしてみたいかな、なんて思っています。
 日本のお客様は、音楽に対する知識が豊富で、本当に素晴らしいです。コンサートにおいては、自分がやっていることを皆様が理解してくださっていると感じ、目の前の音楽に集中して演奏ができるのです。
 来月には昨年とは異なるプログラム、新しいCDを携えて再び来日します。私自身にとっては2度目の日本ツアーであり、心から楽しみにしています。演奏を聴いてくださる方がどんどん増えてくださればと思います。



□7月の三鷹公演では、今月リリースされた2ndアルバムからの作品をメインにプログラムが組まれています。バッハで始まり、彼の音楽に影響を受けたヴィラ=ロボスの作品へと繋がり、そこから自然とアルバムの世界に誘われていく・・・という流れが素敵ですね。演奏曲目を考えるうえで心がけていることと、リサイタルの聴きどころについて教えていただけますか?

 リサイタルプログラムを作るにあたっては、バラエティに富んでいることが必要であると考えています。といいますのも、私の音楽を聴くのが初めてであるという方も大勢いらっしゃるからです。ただ、ポピュラーな音楽を弾くだけではなく、しっかりとしたクラシックの作品も入れていかなければならない、と考えています。そこで、プログラムの前半には伝統的なクラシック音楽を、後半はよりポピュラーな作品を集めています。
 三鷹では、まずバッハのリュート組曲BWV997番をお聴きいただきます。これはギター奏者にとっても大作であり、素晴らしい作品です。その後にヴィラ=ロボスの作品をお聴きいただきます。これらは、ギターのテクニックを皆様によく聴いていただける作品であり、クラシック・ギターの音楽の中でもコアとなる作品です。この二人の作曲家を選びましたのも、ヴィラ=ロボスというのはバッハに大きく触発され、彼の音楽を自分の作品によく引用している、それぐらいバッハを尊敬していたからです。
 プログラム後半にはもっとポピュラーなもの、今年はアルバム『ミロシュ~ラテンの哀愁』を皆様に聴いていただく年ですので、収録されている小品をたくさん選びました。7曲か8曲あると思いますけれども、最後には1stアルバムから「コユンババ」を演奏します。この作品は世界中で大好きな曲の一つです。
 三鷹のお客様には、バッハから始まり地中海を経てラテンアメリカにいたるバラエティに富んだプログラムを聴いていただけると思います。


□新しいアルバムには、南米出身の作曲家によるクラシック・ギターの作品をはじめ、日本人にも親しみのある作品、例えばセルジオ・メンデスの世界的ヒット曲「マシュ・ケ・ナダ」、アントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」、ベラスケスの「ベサメ・ムーチョ」などが収められています。意外なところでは(私自身もよく聴くアーティストの一人なのでとても興味深く思ったのですが)グスターボ・サンタオラヤの作品も収録されていて、ある意味とても驚きました。ミロシュさんは普段、どのような音楽を聴いていらっしゃるのでしょうか。
 もちろんクラシック音楽が一番好きですし、自分はクラシックのアーティストですが、興味を持っているものは何でも聴きます。なかでもオペラは大好きです。ギター奏者になっていなければ、オペラ歌手になっていたかもしれません。正式なトレーニングは受けていませんが、オペラの世界は私にとって憧れでもあります。
 クラシック以外の音楽ですとジャズのダイアナ・クラール、ロック、それも比較的軽めのものだとMUSEやU2、Coldplay、よりクールな音楽だとリアーナやビヨンセも聴きます。
 自分の感性をオープンにして好きなものを見つけ、今この世界に生きるということがとても大事だと思っています。クラシック音楽は素晴らしいけれども、現在、色々な音楽がどんどん生まれています。現代のテイストを知っておくことも、私にとって意味があると思うのです。


□今後の活動の展望について教えていただけますか?
 このアルバムを録音したのは1年くらい前になりますので、今は次のアルバムの企画段階に入っています。次のアルバムはアーティストとして非常に大きなマイルストーンになると思います。ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を録音するのですが、これは大作であり、アーティストにとりましても重要な作品です。自分にとりましても大きな挑戦となります。この作品はアーティストとしての力量が顕れるので、今からすごく興奮もしています。
 将来的には他のアーティストとのコラボレーションというのも考えていきます。また、新しいレパートリーにも取り組んでいきたいと思いますし、色々な方面で、いつも関心があるものはないかとみているわけなんですけれども、自分達の生きている世界に非常にオープンでなければならない、そこから触発が得られるわけでありますので、コラボレーションの可能性も含めてまわりを見回しています。


□最後に、三鷹公演のお客様にメッセージをいただけますでしょうか?
 今回は三鷹で演奏いたしますことをとても楽しみにしております。非常に大きバラエティに富んだプログラムを演奏いたします。すべての方、いろんなテイストがお好きな方に愉しんでいただける曲だと思っています。 
 私は若いアーティストですが、自分の音楽には信念を持っています。その音楽をできるだけ多くの方々に聴いていただきたいと思っていますので、コンサート会場で皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。


協力:ユニバーサル ミュージック、パシフィック・コンサート・マネジメント
聴き手:公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団 大塚真実

三鷹市芸術文化センター
風のホール

〒181-0012
東京都三鷹市上連雀6-12-14
0422-47-5122 (チケットカウンター)
0422-47-9100 (施設受付・事務局)
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