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中村雅子さんによる作品朗読会が開催されました

2012年12月 9日太宰治文学サロン文芸担当(吉永)

「伊勢元」跡地に2008年3月に開館した「太宰治文学サロン」。
その伊勢元が登場する「十二月八日」を朗読家の中村雅子さんにご披露いただきました。

この「十二月八日」という作品は、太宰作品の中では珍しく戦争が題材にされており、今から71年前の昭和16年12月8日の出来事を、妻の美知子さんをモデルにして描かれたものです。
伊馬春部、亀井勝一郎、今官一といった太宰と交友の深い文士たちも登場し、当時の三鷹の情景が蘇ります。

当館で毎年ご出演いただき、朗らかなお人柄と共に人気の中村さん。中村さんは先日、太宰の生家「斜陽館」で朗読を終えられたばかりとのこと。

今回は主婦の日記という形式の小説だったので、まるでつらつらと物語を綴っているような、
流れるような朗読が印象的でした(中村さんも「日記」という雰囲気を壊さぬよう、試行錯誤しながらお稽古されたとのこと)。
12月8日に「十二月八日」。企画当初は、安易すぎるのではと不安でしたが、タイムリーで良かったというお客様からの声を多数いただきました。

会の終盤には、太宰と同郷で、出身高校も一緒の中村さんの粋な計らいで、全編津軽弁の「雀こ」もご披露いただきました。お客様にはサプライズな演出だったのではないでしょうか。
ちなみに、中村さんにサロンで初めて朗読していただいた作品が、この「雀こ」です。
津軽地方出身でなくともそれとなく理解できるように配慮された、中村さん独特の語り。
素晴らしい朗読会でした。

次回は3月に2回の朗読会を開催予定です。お楽しみに!!

太宰治文学サロン

〒181-0013
東京都三鷹市下連雀3-16-14
グランジャルダン三鷹1階
☎・Fax0422-26-9150
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