昨年好評を博した太宰治資料展。第二弾となる今回も、太宰治の生誕日であり三鷹市に全国から太宰愛好者の集まる桜桃忌の時期にあわせて三鷹市美術ギャラリーで開催します。
太宰治《水仙》昭和15年頃
太宰治《風景》昭和15年頃
太宰治《三つの顔》昭和22年頃
2016年 6月11日(土)~7月3日(日)
【観覧時間】 | 10:00〜18:00 |
【会 場】 | 三鷹市美術ギャラリー 第3展示室 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図 |
【休館日】 | 6/13(月)、20(月)、27(月) |
【観覧料】 | 無料 |
【主 催】 | 三鷹市・(公財) 三鷹市スポーツと文化財団 |
【協 力】 | 津島園子、津島香以、林忠彦作品研究室、(公財) 日本近代文学館、佐賀大学美術館 |
【問合せ】 | 三鷹市山本有三記念館 Tel:0422-42-6233 |
【チラシ】 | PDF: 3.4MB/2ページ |
【関連イベント】 | 講演会「太宰治は絵描きだったのか!?」 ☞ https://mitaka.jpn.org/ticket/160625d/ |
太宰治(本名・津島修治)は昭和14(1939)年9月に三鷹の住人となり、珠玉の作品を世に送り出しました。太宰にとって終の棲家であり家族と過ごした〈小さい家〉には、様々な文化人が訪れ、仲間と共に研鑽を磨いた三鷹時代が形成されていきます。
戦後は仕事部屋を自宅から駅周辺に移し、「ヴィヨンの妻」「斜陽」「人間失格」などの代表作を執筆し、時には筆休めに絵筆を執ることもありました。残された書画からは多様な創作を試みた太宰の個性と〈芸術〉に対する造詣の深さが窺えます。
今回は昨年度未公開の津島家寄託資料を中心に約70点を展示します。太宰の妻子が慈しんだ資料から、三鷹時代における太宰の文学交流と、小説だけにとどまらぬ〈芸術〉にふれる機会となれば幸いです。