米谷清和展 ~渋谷、新宿、三鷹~
2016年 1月16日(土)~3月21日(月・休)
【開館時間】 | 10:00〜20:00(入館は19:30まで) |
【会 場】 | 三鷹市美術ギャラリー 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図 |
【休館日】 | 月曜日(3/21は開館) |
【観覧料】 | 会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円 中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料 |
【主 催】 | (公財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー |
【出品作品リスト】 | PDF: 112KB/1ページ |
【図録正誤表】 | PDF: 41KB/1ページ |
米谷清和(1947-)は長く三鷹にアトリエを構え、都会に暮らす人々の日常的な風景やその孤独を描き出しています。この展覧会では、渋谷・新宿・三鷹の風景を中心に展示し、従来の枠を超えた同時代の日本画の魅力を紹介します。
師の横山操(1920-73)がそうであったように、米谷清和(1947-)もまた、みずからが生きている今とその現実を描いている。古い体質の画壇と決別すべく多くの熱量を必要とした横山に比べ、米谷はよりストレートに同時代の今に向きあうことができたと言ってよいだろう。もちろんそこには両者の性格のちがいもある。
1967年、美術大学入学のため福井から上京した米谷は、東京の街を定点観測のように描きはじめる。しかしそれはたんなる情報の集積ではない。あくまで米谷自身の東京であり街並みであった。そして10年もたつころ、それはむしろ情報に慣らされて私たちに見えなくなったものを呼びもどすような景色へとかわってゆくことになる。
かつて横山が暮らした三鷹に今も米谷は住んでいる。そこから中央線で新宿、山手線で渋谷、そして東急線に乗りかえて、学生の米谷は美術大学にかよった。くり返しスケッチをした街並みである。米谷がそこに見ていたのは移ろう時間ではなく、移ろう時間に無頓着に生きる私たちであった。画家の作品はそのことへの気づきの石としてあるのではないか。
本展では、渋谷、新宿、そして武蔵野の面影が残る三鷹周辺を描いた作品を選びました。人も街もそれぞれに変わりつつありますが、他方変わらぬものもたしかにあります。それはモノなのかコトなのか、もっと私たちに本質的なものなのか。米谷清和の絵画にはそのことを考え続ける大切なヒントがあります。ごゆっくりご鑑賞ください。

《夜》1982年
90.9×116.7cm 雲肌麻紙・岩絵具

《雪、降りしきる》1985年
230.0×173.5 cm 雲肌麻紙・岩絵具
福井県立美術館蔵

《電話》1982年
178.0×220.0 cm 雲肌麻紙・岩絵具
佐久市立近代美術館蔵

《新宿5番線ホーム》1976年
178.0×225.0 cm 雲肌麻紙・岩絵具

《蝉の鳴く頃》1985年
190.0×360.0 cm 雲肌麻紙・岩絵具

《真夜中の雨》 1991年
182.0×226.4 cm 雲肌麻紙・岩絵具

《雨上がりの音・朝》1998年
190.0×300.0 cm 寒冷紗・岩絵具

《灯点し頃(夕間暮れ)》 2012年
225.5×180.0 cm 雲肌麻紙・岩絵具
新潟市新津美術館蔵
■【ワークショップ】こどもアートクラブ「まちをキリトル」
いろんな
【日 時】 | 2016年2月11日(木・祝) 10:30~15:30 ※終了しました |
【会 場】 | 三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センターB1F・アートスタジオ *会場間の移動は路線バスとなります |
【企画・進行】 | NPO MAG-net(マグネット) |
【対象・定員】 | 小学生・20人 |
【参加費】 | 2,000円(材料費・税込み) |
【申込方法】 | 往復はがき または faxにて 1)住所 2)氏名(ふりがな) 3)性別 4)学校名 5)学年 6)電話番号・fax番号(faxでお申込みの方にはfaxで返信いたします) 7)どこから情報を得たのか 8)往復はがきの方は返信用はがき宛先(住所・氏名) をご記入のうえ、 〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係 宛 にお送りください(fax:0422-79-0030)。 |
【応募締切】 | 2016年1月29日(金) 必着 *応募者多数の場合は抽選になります。 抽選結果は、はがきまたはFaxで2月4日までにご連絡いたします。 |
【チラシ】 | PDF: 552KB |