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[チケット発売日]友の会/11月17日(金) 一般/11月24日(金)
2007年2月8日(木)〜2月12日(月・休) 計7回公演
【全席指定】
[前売] 会員=2,700円 一般=3,000円
[当日] 会員=3,150円 一般=3,500円
高校生以下=1,500円(前売・当日とも)
500円、対象:1歳〜未就学児、定員10名、要予約(2週間前まで)
11日(日・祝) 14:00の回のみ
【公演名】
MONO『地獄でございます』
2/8(木)
2/9(金)
2/10(土)
2/11(日・祝)
2/12(月・休)
14:00
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★
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18:00
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19:30
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★の回のみ託児サービスあり
水沼健 金替康博 奥村泰彦 尾方宣久
土田英生
MONO
1989年に立命館大学の学生劇団のOBを中心に結成。作・演出を土田英生は舞台、テレビ、映画に質の高い作品を生み出しているコメディ作家。「約三十の嘘」が映画化されたほか、文学座などの老舗劇団からの執筆依頼も多い。張りつめた状況の中に身を置く人間のたたずまいや、認識のズレから生じる会話の可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せることで、幅広い世代から高い評価を得ている。
【STORY】
会社員達はビールを片手に大笑いの真っ最中。
入浴前に酒を飲むのは身体に良くないらしいがそんなことは大きなお世話だ。
会社内のゴシップと艶っぽい馬鹿話の数々。これは愉快。
話題が途切れる気配はない。
それにしても何だか様子がおかしい。
こっちを見ているあいつらはなんなのだ?
さっきから「あ、ここは地獄でございますが……」と間抜けたことを言いやがる。
何と陳腐な比喩。この世が地獄だってさ。聞いて呆れるよ。
え?こ、ここは……本当に地獄なのですか?
MONOの新作は地獄で繰り広げられる馬鹿な会話劇。
すべての世代の方に、自信を持ってお奨めしたいコメディです!
年間150本以上の舞台を観ている演劇企画担当が、かつてないほど自信を持ってお奨めする、MONO(モノ)の登場です!
リリー・フランキーの話題作「東京タワー〜オカンとボクと時々、オトン」(フジテレビにて11月放送予定)の脚本も担当し、今最も注目されている作家、土田英生率いる京都の劇団MONO。
無駄のない脚本と見事な演出が作り上げる、独特の緊張感のあるコメディが展開されます! 若い方からご年配の方まで、ぜひご覧ください!
Interview ::::: Hideo Tsuchida
2月8日から星のホールで開催する『地獄でございます』の作・演出の土田英生さんは、劇団MONOの主宰者であり、昨秋話題となった「東京タワー〜オカンと、ボクと、時々オトン〜」などのテレビドラマの脚本も手がけ、今、脚光を浴びている作家です。その土田さんにインタビューを行いました。
──今回の舞台のタイトルは「地獄でございます」ということで、ちょっと“怖い”タイトルですが、どんなお芝居なんでしょうか?
まったくそういうイメージはない、日常的なイメージでスタートするので、観ている人たちは「地獄」ということを忘れてほしいくらいです(笑)。地獄に落とされた5人の男たちの話ですが、登場人物たちは、そこが地獄かどうかわかっていないんです。場所の設定は皆さんの知っている「ある場所」風になっています。ちょっと今言えなくて申し訳ないですが…でも、どうも様子がおかしい、ということでひとりが質問しに行くと、「ここは地獄でございます」と言われ…。ここからこのタイトルは来ています。
──土田さんのお芝居は、あえて架空の方言を使って温かみを出したりして、とても言葉が耳に入りやすく、独特な世界だと思いますが…
愛知県出身なんでそれが元になっている、自分では「うそ方言」と言ってるんですが、それを使う作品もあります。今回は使ってないんですが。
芝居は「リズム」が大事で、読んで面白いものでも、聞いて面白くないとダメなんです。せりふとして発語して音にしてみることが大事ですね。音楽と一緒だと思うんです。元来役者はみんなシュートを打ちたい人たちなんですよね。ボールが1個あったら自分でドリブルをして自分でシュートを打ちたい。でも残念ながら登場人物が何人かいたら、皆シュートしてもチームとして成立しない。パスをいかに華麗に回していくか、それは音楽のリズムともつながると思うんですが、それを芝居でやりたいんです。みんなでリズムを大事に取っていってサビに入るところだけ、「今日はあなたがシュート」「次は君がシュート」、そうでない人はアシストに徹する。舞台ではその絶妙なパス回しとシュートを観ていただけるように心がけています。
──劇団MONOは1989年に発足して以来、京都を中心に活躍されてきたわけですが、始めた頃の様子はどうでしたか?
僕はつかこうへいさんのファンだったので、意識はしていなくても、当初はどこか「つかさん風」に似てしまうところがありました。でも、5年くらいやってみて自分のオリジナリティをもっと出してみたいと考えるようになり…95年にやった芝居で自分なりにひっかかるものがあって、(いわゆる「会話劇」という)自分のスタイルになっていったと思います。
初めて東京公演した時のことはよく覚えています。こちらの緊張が伝わったのか、お客さんはわりと入ってくれていたのに、前半は笑いがコトリとも起こらなかったんで焦りました(笑)。後半からだんだん反応が出だして、ああ良かったって。
そもそも最初からストーリー的に受けるように作られたものとか、言葉がギャグになっているものなら別ですが、僕らのように芝居の“間”とか役者のしぐさで笑わせるような芝居って、ウケるところは日々違うものなんですよね。今日ウケたところは次の日はウケないってことが多くて…。役者のほうが「ココはウケたところだ」と思うと、“間”が変わっちゃったりするせいだと思うですけどね。
写真提供:清水俊洋
──今後の希望や展望をお聞かせ下さい。
今年40歳になるんですよ。20代の頃はいいお芝居を創ることはもちろんですが、「アルバイトをやめたい」というような目標があって、30代になって演劇だけで生活させてもらえるようになった。でも、どこかで「この仕事やると少し名前が出るかな?」とかいう野心も動いていたと思うんです。40代になったら、何でもやろうというのはやめて、自分の納得できるものだけ、ひとつひとつやっていきたい、と思います。自分の財産になるもの、ということ判断基準にして、メディアにはこだわらず着実に進んで行きたいですね。
──最後に「地獄でございます」について見どころをお願いします。
タイトルはおどろおどろしいですが、コメディです。でもドタバタなコメディではなく、「つい、笑ってしまう」というお芝居になると思います。この劇団は20年間かけて作ってきた人間関係の上に出来上がっています。その人間達だからできる「アンサンブル」がお見せできると思います。演劇をよく観る方もそうでない方も、ぜひお楽しみ下さい!
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