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19世紀中頃、豊かな自然とその地に暮らす人々の姿に魅せられた画家たちが、パリ近郊の小さな村に集い、自然の中で制作活動に専念しました。のちに彼らは、その村の名称にちなんでバルビゾン派と呼ばれるようになります。 | |
市民革命と産業革命を経た当時のフランスは、産業や文化が都市に集中し、人々の関心は都市部の華やかな生活に向けられていました。豊かさを求めて多くの人が都市部へと移動してゆくのに対して、ミレーや彼を慕い集まった画家たちは、失われゆく農村の暮らしや自然にこそ美しさを見いだします。 | |
また、彼らが脱出したのは「都市」からだけではありませんでした。主題の面でも当時の主流から離れて、新しい表現を探求しています。この頃、フランス画壇のなかで盛んに描かれた歴史画や宗教画に対して、彼らは羊や牛といった家畜や、森の樹木や岩など、これまで描かれることの無かった〈ありのままの自然〉と素朴な農民の生活を描きました。やがてバルビゾン派は画壇でも独自の存在感を示し、印象派へと続く近代絵画に大きな影響を与えます。 | |
本展では、バルビゾンの中心画家とされるミレー、コロー、ルソー、デュプレ、ディアズ、トロワイヨン、ドービニーをはじめ、40名の作家による82点の作品を通して、その魅力を紹介します。 |
![]() ジャン=フランソワ・ミレー 《種をまく人》 1851年 リトグラフ、紙 / 19.1×15.6cm |
![]() カール=ピエール・ドービニー 《田園の夕暮れの印象》 油彩、カンヴァス / 50.2×100.3cm |
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[応募締切] | 2月10日(火)当日消印有効 | |||||||||
[応募方法] | 往復はがきに住所・氏名(ふりがな)・性別・学年・電話番号・どこから情報を得たかをご記入の上、 〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー「こどもお天気リポーター」宛 にお送り下さい。 |
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![]() ジャン=フランソワ・ミレー 《雁》 1865年 パステル・黒クレヨン・紙 / 58.0×41.6cm |
![]() ジャン=フランソワ・ミレー 《家路につく羊飼い》 1873-74年 油彩・板 / 45.8×53.2cm |
![]() シャルル=エミール・ジャック 《木の下で憩う羊飼いと羊の群れ》 油彩・カンヴァス / 81.0×65.0cm |
![]() コンスタン・トロワイヨン 《三頭の牛》 油彩・カンヴァス / 81.2×116.0cm |
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