三鷹市美術ギャラリー
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描くこと、生きること
三鷹市制施行50周年にあたる今年度、当財団では三鷹市所蔵絵画作品展を2回開催します。
第1回は美術ギャラリーにおいて、14作家50点余の作品展示を行います。
第2回は2001年2月芸術文化センター・アートスタジオで開催予定です。
  【休 館 日】 月曜日・10月10日(火)<10月9日(月)は開館>
【開館時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【観 覧 料】 会員=160円 一般=200円 学生=100円
※ 65歳以上、小学生以下および障害者手帳をお持ちの方は無料。
※ 20名以上の団体(一般)は2割引
【出品作家】 森田沙伊、桜井浜江、オノサトトシノブ、横山 操、福王寺法林、桜井 寛、中西夏之、
高松次郎、清水 晃、李 禹煥、宇佐美圭司、河口龍夫、米谷清和、岡崎乾二郎

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今回ご紹介するのは、ひとくくりでは語ることのできない作家や作品ですが、オノサトトシノブ、中西夏之、高松次郎、李禹煥、河口龍夫など、日本の現代美術のリーダー的役割を果たした作家の作品が多く展示されます。 高松次郎(1936〜1998、芸術文化センター星のホールの緞帳の原画でもおなじみの作家です)は、61年より読売アンデパンダン展に出品、63年に赤瀬川原平、中西夏之と共に3人の頭文字「高・赤・中」をとったハイレッド・センターを結成し、意表をつくような様々なイヴェントを展開して話題を呼びました。今回は彼が有名になる以前の1960年に描かれ、没後に発見された貴重な絵画作品が初公開になります。 .
タイトル表
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(1) 森田沙伊 『私の戸棚』   1963
(2) 宇佐美圭司『レイチェル』  1965
(3) 桜井浜江 『人 物』    1948
(4) 高松次郎 『誕 生』    1960
(5) 高松次郎  タイトル不明    1960
(6) 横山 操 『むさし乃』   1972
(7) 桜井 寛 『立てる自画像』 1985
(8) 米谷清和 『Phone』      1983
他に日本画界からは森田沙伊、福王寺法林、横山操、米谷清和、また洋画界では女流画家の草分け的存在である桜井浜江や、同じ独立美術協会会員の桜井寛などの作品が出品されます。
三鷹に住居やアトリエを構えた三鷹ゆかりの作家も多く、激動の20世紀を力強く生きてきた作家達です。作品と直に触れることで、キャンバスを通して伝わる、彼らの表現することへのエネルギーや喜びを感じ取っていただきたいと思います。

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