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 ◇ 読者には、「路傍の石」の小説家山本有三と、「赤とんぼ」の詩人三木露風は、異質かもしれません。有三の合理的な散文と露風の抒情豊かな詩は、むしろ対照的です。
しかし、両者とも明治末から文学活動を開始して時代を共有し、東京郊外が生成される時期に三鷹に住みました。幅広い素養と独自な見識を持ち、田園へ田園へと居所は移しながら、終生、書きつづけたことも共通します。
有三は、戦後を経て湯河原に永住、長寿をまっとうして自己の文学の集大成に専心しました。露風は、変動の昭和期にあたる36年間の後半生を三鷹で過ごし、“忘れられた詩人”と言われました。
露風旧居には多くの詩稿やノート類が残されていました。晩年まで続けられた詩集の自選など、あくなき詩人としての在り方が新たな資料から伝わります。
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