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【会 期】 2004年9月11日(土) 〜10月24日(日)
 【観覧時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【第一会場】
【第二会場】
三鷹市美術ギャラリー
三鷹市芸術文化センター B1 アートスタジオ
【休館日】 月曜日(9/20・10/11は開館)・9/21(火)・10/12(火)
【観覧料】 一般800円・学生(中・高・大)500円
割引入場券
*第一・第二会場及び映画のすべてがご覧になれます。
*65歳以上、小学生以下及び障害者の方は無料
*20人以上の団体(一般)は2割引き
【主 催】 (財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー
共同通信社
 1946(昭和21)年新潟県加茂市に生まれた牛腸茂雄は、3歳で胸椎カリエスを発症し、20歳まで生きられるかどうかと診断されました。学生の頃からデザインに非凡な才能を発揮していた彼は、高校卒業後上京し、桑沢デザイン研究所でグラフィックデザインを学びますが、ここで写真の才能を見いだされ、写真家の道に入ります。しかし1983年、3冊の衝撃的な写真集を残し、彼は36歳でこの世を去りました。
 牛腸の写真はすべてスタジオなどで撮影されたものではなく、あくまでスナップと言ってよいものであり、その被写体はほとんどが「人物」です。日本写真協会賞新人賞受賞のきっかけともなった2冊目の写真集『SELF AND OTHERS』(1977年)では、家族や友人知人、その子供達、もしくは職場近くで見かけた子供達を対象としています。彼は特に“子供”に対して深い関心を示しており、被写体としては最も親しいものでした。写真の中の子供達は純真無垢で自然体でありながら、時にどこか遠くを見ているようでもあり、強いまなざしで見る側に語りかけてくるような不思議な力を感じさせます。
 また、最後の作品集となった『見慣れた街の中で』(1981年)では、カラー作品も現れ、銀座や新宿・渋谷など東京のありふれた街並みとそこを行き交う人々にシャッターを押しています。そこには子供の視点からとも思われるような低い位置から見上げ、空を強調したような構図が多く見られ、それらは見慣れた光景のようでありながら、一種独特の存在感をもって私たちに強い印象をもたらします。

 本展覧会は、牛腸の3冊の写真集に収められた全作品を初めて一堂に展示するほか、師である写真家の大辻清司が牛腸に写真家になることを強く勧めるきっかけとなった、研究所時代の写真課題作品など、写真家牛腸のすべてを網羅した本格的回顧展です。ハンディのある身体で限りある生を意識して生きざるを得なかった牛腸が、写真を通して問い続けた「人間」への執着と「自己」と「他者」との関係性、それは私たちにも普遍的なテーマとして生き続けるものではないでしょうか。
 尚、今回は会場が2会場となり、三鷹市美術ギャラリーでは『日々』と『SELF AND OTHERS』を、芸術文化センターでは『見慣れた街の中で』他が展示され、映画『SELF AND OTHERS』の上映もおこないます。

 ●映画上映
 映画『SELF AND OTHERS』 2000年・佐藤真監督(53分)
 牛腸本人が残した手紙、関係者へのインタビュー、牛腸本人の肉声録音テープなどでつづったドキュメンタリー映画
【会 場】 芸術文化センター 星のホール
【上映日時】 9月28日(火)〜3日(日) 各日15:00 17:00 19:00
【座 席】 *全席自由
*展覧会入場券の半券をお持ちください
*このドキュメンタリー映画を、アートスタジオでは会期を通してビデオで上映しております。

 ●ワークショップ
 こどもアートクラブ「見慣れぬ街の中で〜ピンホールカメラでとってみよう!〜」
 かんたんに作れるピンホールカメラをつかって、いつもの町なみをしゃしんにとってみよう。
 現像液なんていうかっこいい道具も用意されてるよ。
 自分で作ったカメラでとった町は、なんだか見知らぬふしぎな場所のよう?!
【日 時】 (1) 9月18日(土)10:00〜16:00(予定)
(2) 10月2日(土)10:00〜16:00(予定)
【講 師】 非営利団体MAG-net(マグネット)
【会 場】 三鷹市芸術文化センター(B1F)アートスタジオ 及び その周辺
【対 象】 (1) 小学生とその保護者(必ず保護者同伴でご参加ください)
(2) 小学生
【定 員】 (1) 10組
(2) 15人
【参加費】 ※材料費・観覧料・税込み
(1) 3.500円 (2) 2.000円
【申し込み方法】 往復はがきに参加希望日・住所・氏名(ふりがな)、学校名、学年、電話番号、どこから情報を得たのか、(1) の場合は参加する保護者の氏名・性別・年齢をご記入のうえ、
〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係 宛にお送りください。
※返信用にもご住所とお名前をご記入下さい。
◎なお応募者多数の場合は抽選になります。
【応募締切】 (1) 9月10日(金)必着
(2) 9月24日(金)必着
【注意事項】 (1)(2) ともほぼ同じプログラム内容です。重複してのご応募はご遠慮ください。
当日は缶の空き箱(のり、クッキー、紅茶、お茶などフタと本体が分かれたもので20cm角以下の大きさ)を1人1〜2個ご用意ください。
当日撮影した写真作品は、展覧会中アートスタジオに展示し、展示期間終了後三鷹市美術ギャラリーにて返却いたします。
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